「イチャイチャしたいです!!!」
全員「「「「・・・は?」」」」
「だから、イチャイチャラブラブしたいんですって!」
平「いや・・らぶらぶって何?」
原「いちゃつくってなぁ。斎藤だろ?」
永「想像ができねぇよ・・。」
沖「一君、そういうの苦手そうだよね。」
みんな苦笑いでこちらを見てくる。
知ってますよ、それぐらい。
「そうなんですよ、斎藤さんちょっと近づいただけで照れちゃうし、なかなか手もつないでくれないですよ・・。」
平「そりゃ恥ずかしいじゃん!照れもするって。」
原「お前はガキだからな、平助。ま、斎藤も似たようなもんか。」
「原田さーん!!どうすればいいんですかね?私。何かいい方法ないですか?」
ここは大人の原田先生に聞くしかない!
だって他の人は恋愛に関してはあてにならないし?
原「いい方法か・・いや、お前がそのままその勢いでいけばいいんじゃねぇか?ただ、したいこと全部可愛くお願いすりゃいいんだよ。」
「お願い?」
原「あぁ。〜〜しよう!って言うより、〜〜したいな、してほしいなってお願いすりゃいいんだ。」
なるほど・・。
お願いするのか。
「わかりました!やってみます。ちょっと永倉さん練習台になってください。」
永「なんで俺!?」
「お願いします。」
原「あ、名前。少し下から見上げる感じで言え。おとなしめにな。」
原田さんのアドバイスを受け私は永倉さんの前に座った。
下から・・見上げる?
「あの・・手・・つないでほしいな?」
永「///っ!あ・・あぁ。」
名前がそっと手を差し出すと顔を赤くした永倉がその手をとった。
沖「あ、新八さん。本当に手なんかとっちゃったら、腕、切り落とされますよ。」
永「は?」
ニコニコした沖田さんが言うや否や。
永倉さんが反応する前にヒュッと小さな音と共に白刃があらわれる。
沖「あ、腕じゃなくて首か。」
いつの間にか永倉さんの首筋に刀が。
斎「新八。はやく手を離せ。」
永「わわわっ!誤解だ!斎藤!」
「あ、斎藤さん・・//おはようございます。」
斎「//おはよう。」
永「おい、刀しまえ!なんかおかしいだろ、この状況!!!!」
思わず顔を赤くしてしまう私と斎藤さんにはさまれ焦っている永倉さん。
後でお詫びにおかず少しあげますね。
無事に朝ごはんも終了し。
私は斎藤さんの部屋に来ていた。
「斎藤さん、今日お休みですよね?」
斎「あぁ。何かしたいことはあるか?」
キターーーー!!!
優しく微笑む斎藤さん。
「はい!斎藤さんとラブラブ・・あ、えーっといちゃつきたいです!」
思い切り笑顔で言ってみた。
斎「・・・・・。」
あ、真顔で止まった。
「もっと恋人らしいことがしたいです!・・・だめ・・ですか?」
斎「っ・・///だめではない。」
効果はバツグンだ!
原田先生ありがとうございました!
「本当ですか?!じゃあ今日は一日、私といちゃついてくださいね☆」
斎「・・・努力する。」
困ったように目をそらす斎藤さん。
か・・可愛い・・。
THE 侍!って感じで普段は動揺することもないし、常に冷静、仕事は手を抜かない。
そんなクールな斎藤さんも大好きだけど・・。
目の前の真っ赤な斎藤さんはもっと好きです!
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