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 「・・・疲れた。」




再び天井を見つめ、体を起こす。




 「もう終わりだよね。多分これは夢じゃないから・・あ、山南さんにお礼を言わないと・・。」








そう思って立ちあがろうとしたとき、襖が勢いよく開いた。









##NAME3##「母様!」








 「えぇ!?」









なんで!?だってもう・・みんなのパパ姿は十分見たけど!?
次は・・誰?













風「もういいのか?」














こいつかー!!!!!!!





あ、こいつとか言っちゃった。





風間さん!?
なんでこの人まで出てきちゃうの?
ってことは・・夢だよね?多分。







風「無理はするな。もう一度薬を飲んでゆっくり寝ていろ。」





##NAME3##「母様、はい、お薬。お水も。」




無理やり布団に戻され、薬を飲まされ寝かされる。
私の布団の横に並んで座る二人。
正座してこっちを見ている姿がそっくりだ。







風「##NAME3##、名前が静かに眠れるよう、外で遊んでこい。」




##NAME3##「嫌です。母様の近くには僕が居るので父様もさっさと仕事にお戻りください。」





えぇ!?何これ!

ってか息子!五歳ぐらいなのにめちゃくちゃしっかりしてる!
絶対天霧さんの教育だ!







風「・・・・名前は俺の妻だ。妻の看病をするために仕事を休んでなんの問題がある。」




##NAME3##「問題大ありです。父様は風間家の頭領なんですよ。いちいち仕事をぬけられたら皆さまの迷惑です。」




風「ふん、ならお前が代わりにいくか?」






五歳の子供になんてこと言ってんですか!この人!






##NAME3##「僕が母様を看ておきますから。早く戻ってください!」




風「断る。」




##NAME3##「あーもう子供ですか!?」




子供に子供って言われてるよ。
パパ失格も甚だしい。





風「貴様、息子の分際で俺に指図するのか。」




##NAME3##「息子だから言ってるんです!それに僕が母様の傍にいて何の問題があるんですか!」





その通りです。息子よ。
あまりにもしっかりした息子が気の毒で私はそっと抱き寄せた。




##NAME3##「母様!?」




 「ありがとう。心配してくれて。」




ぎゅーっと抱きしめる。
可愛いよう。子供。





風「名前!何故俺にはしてくれない!?」





おい、まさか子供と母親の取り合いしてるの!?
大人げなさすぎでしょ・・風間さん。






 「あーもう、面倒だな。」





ぐいっと風間さんも引き寄せた。
風間さんと私の間に##NAME3##がいる。
ぎゅと二人まとめて抱きしめた。






満足しているのか二人が大人しい。








うん・・。

なんか・・。


まぁ、これも悪くないか。



夫と息子に取り合いされるって幸せなことだよね。多分。














##NAME3##「父様、狭いです。はなれてください。」




風「貴様がそこをどけばいいだけのこと。俺は動く気はない。」



##NAME3##「もー!!!本当に大人ですか!?」




風「うるさい。名前は俺だけのものだ。」












また始まった。
もう・・うるさい。







 「黙りなさーい!!!!!」







ついでに目覚めろ!私!!!!!

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