沖田「僕は元気な子が好きかな。反応が可愛いしね。(名前ちゃんのことだけど・・・。)」
ニコッと笑って答える総司にこっちが赤くなる。
次に言ったのは平助だった。
藤堂「ま、守ってあげたくなるような奴が好きだ!」
真っ赤な顔で言う平助の方が守ってあげたくなった。
乙女か・・・。
斎藤「俺は・・・い、いつも笑っている奴が好きだ。」
これまた、ストレートというか・・・。
土方「で、名前はどんなタイプの男が好きなんだ?」
「え、兄さん言ってないよ!」
土方「俺は、好きになった相手がタイプだ。」
「それって・・・ずるい回答だ!!」
兄の返答に対してまたムッとなる。
沖田「それで、名前ちゃんのタイプってどんな人?もしかして、この中にいたりして・・・。」
総司が茶化して言うから顔が余計に赤くなる。
これは言わなくてはならないのかもしれない。
皆が追い詰めてくる。
「わ、私は――キーンコーンカーンコーン!!・・・。」
私が言おうとした瞬間、言葉を遮るように学園のチャイムが鳴った。
助かった・・・。
心の中で安堵して私は男たちを無視して走った。
私の好きなタイプは・・・・・・
兄みたいな人
言えなかった言葉を心の中で言いながら、走った。
私は隠れブラコンだった・・・。
そして、残された男たちは・・・。
沖田「あ〜あ、残念だなぁ。逃げられちゃった。」
藤堂「名前の好きなタイプってどんな奴だろうな・・・。」
斎藤「聞きたかった。」
皆、残念そうな顔をしていた。
そんな中、土方は・・・。
土方「絶対に誰にも渡さねぇ・・・。」
いらないシスコン魂を燃やしていましたとさ・・・。
めでたしめでたし
→お礼