三日目。
藤堂「……ん…Σんあ!?何だこれ!どうなってんだ!?」
沖「あ、もう起きちゃったんだ?おはよう平助」
藤「おはようじゃねえって総司!名前も神威も何やってんだよ!?」
「待って!もうちょっとで……よし!出来た!」
神「ふぅ、ギリギリだったね〜」
藤堂は特大お団子頭になっていた。
「可愛い〜!///」
神「……可愛いか?」
沖「さぁ……」
藤「Σ何でもいいからさっさと縄を解けよ!」
永「朝っぱらから何騒いで…Σぶはははは!左之!ちょっと見てみろよ!」
原「ああ?何んだよ新……っははは!!何やってんだよお前等!」
藤「Σ二人共笑ってねえで助けてくれって!!///」
─朝餉─
土「それで平助の奴膨れてやがんのか」
藤「…別に膨れてねえし」
「平ちゃん、私のお魚あげるから機嫌直してよー。」
藤「Σって頭かよ!」
土「神威、今日は何をするつもりだ?」
神「んー、せっかく来たんだから名前ちゃんを町に連れてってあげようかと」
永「そいつは止めといた方がいいんじゃねえか?今は不逞浪士達のせいで町中ぴりぴりしてっからな」
神「えー…じゃあ甘味屋だけ!名前ちゃんが行きたいらしいんだよ。
すぐ帰って来るからトッシーお願い!」
土「……原田、お前も付いてってやれ」
原「え?いいのか土方さん?」
土「ま、明るい内ならまだ心配ねえだろ。だが出来るだけ早く帰って来い」
「さすが豊玉さん!!」
土「Σ名前!///何でてめえまで知ってやがんだ!?///」
神「だからその筋には有名なんだってば」
土「…………」
沖「変な句ばっかり詠むからですよ」
土「Σやかましい!!」
─甘味屋─
「これが噂の甘味屋///」
藤「なんだよ、甘味屋がそんなに珍しいのか?」
目を輝かせる名前に藤堂が笑いかけた。
神「普通に感動するよね。」
原「何でだ?お前等の世にも甘味屋くらいあんだろ?」
神「あるっちゃあるけど仕様が違うからね。『へい、みたらし団子お待ち!』お!きたきた♪皆食べよ〜!」
「美味しい〜!一体どこのパティシエ!?///」
神「はい、ここのパティシエ。」
店「そない喜んでもうたら団子屋冥利に尽きるわ!」
「…………できれば見たくなかったかな」
神威がグイッと連れてきた店主は顔が堅気では無かった。
「平ちゃん、あ〜んして」
名前はみたらし団子の串を藤堂の口元に差し出した。
藤「Σは!?///い、いいよ、自分で食うから!///」
原「いいから食わせて貰えって」
神「私も餌付けするー」
原「そんじゃ俺も」
藤「Σもがっ!ほはへはほへほほほふひは(お前等俺を殺す気か)!?」
原田に羽交い締めにされ、口に六本の団子を詰めながら怒る藤堂に大笑いしていると永倉が慌てた様子で店に現れた。