夜になると積極的な斎藤さん。

『さ…斎藤さん…!何を…!』

「今朝あんたがやっていたことだ」

お風呂から出ると、斎藤さんに部屋に連れていかれ、立ったまま口づけをされる。斎藤さんの手は襟元をまさぐっていて、私の体はその手つきに熱を帯びていった。

「脱がされるのは御免だが、脱がすのは得意だ」

『や…やだ恥ずかし…』

「安心しろ。すぐに好くしてやる」

私の体が畳に倒れ込んだその時。


「はーいそこまで」

「お前ら屯所でそんなこと許さねえぞ!!!!ヤるなら外行け外!!!!!」

「外は駄目だよ新八さん」


お酒を持った沖田さんと新八さんが障子戸から顔を出した。新八さんは酔っているようで、少し呂律が回っていない。

「屯所でそう言うことするとなあ!!!隊士達が聞き耳をびんびんに立てて、ついでにアソコもび…」

「新八さん?僕らは注意しに来ただけでしょ?ほら帰りますよ」

二人は言いたいことを言うと障子を閉めて元来た道を帰っていった。
…いい雰囲気をぶち壊された私達は暫く見つめあい、

「……寝るぞ」

『…はい』

今日も何事も無かったかのように眠るのだった。嗚呼、遠くで犬の遠吠えが聞こえる。


邪魔をされては泣き寝入り


((斎藤さんと早くしたい…))
(………………)
あ、斎藤さん我慢してる顔だ




→香炉ナナメ様


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