早朝から家の前に真っ白いリムジンが止まっていました。
「げ、今日も来てる。」
「どうした?」
珍しく家に居た歳兄に仔細を話すと・・・あ、眉間のシワが・・・。
「おい、てめぇ・・人の家の前で何してやがるんだよ。」
歳兄はリムジンの窓を叩く・・・
わあ〜、傷つけたら賠償とかどうすんだよ・・
いつの間にか集まった兄弟と見守っていた所・・
「きさま・・。」
怒って出てきた風間と歳兄は顔を合わせて・・。
「風間?」
「橘か?」
いきなり抱き合ってる?・・・・
なんと二人は大学時代にニューヨークで苦楽を共にしたルームメイトだったとか。
世の中は広い様で狭い。
こうして風間も家へ出入りするようになり・・・俺、名前を守って行けるのか不安になって来た。
でも絶対に負けないからな・・名前。
(完)
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