「土方さん!好きです!ご奉仕させてください!!!!!」
土「ブハッ!!!げほっ・・な・・なに・・。」
私の一世一代の告白を聞くや否や土方さんが盛大にお茶をふきだした。
「ちょっとー人がせっかく入れたお茶。」
土「てめぇが変なこと言うからだろーが!」
「何が変ですか。こんなにいつも思いを伝えているのに、土方さんはいつも曖昧な返事ばかりでもう待ってられないんですよ。」
土方さんと私の年の差は九つ。
少し離れてるかもしれないけどそんなの関係ないと思ってる。
それでも彼は私をいつも子供扱い。
私の真剣な重い、いや、思いは土方さんの耳にはいるとふわふわと軽い子供の恋心に変換されてしまうのだ。
土「曖昧じゃねぇ。お前はまだ子供だろうが。その好きは父親や兄貴が好きって言っているのと同じで・・。」
「あーはいはい。それは聞きあきました。違います!ちーがーうーんーでーす!私は真剣に。」
土「何が真剣だ。十年早いんだよ。」
そう言うとくるりと背をむけ机に向かいだした。
仕事している後姿もかっこいい・・じゃない!
「だから!どうしていつも子供扱い・・。」
土「名前、もう一杯茶入れてきてくれ。ほとんど飲めてねぇ。」
もう!と思い切り声をだし、湯呑みを掴んで部屋をでた。