こんにちは。みつです。
誰か私の悩みを聞いてください。

私の彼氏はとてもとてももてる方なのですがその口調とは裏腹に…
ドがつくМなんです。

でもそんな彼ともなんやかんや一緒にいるうちに慣れてきてしまい、私はもともと一目ぼれしていたのもあってそのまま付き合い続けているのであります。

そんなある日。私にドラマみたいな展開がありまして。
えーっとつまりその。

ドS?に言い寄られております。


「おい。生徒会室に来い。命令だ。」

「お断りします。」

今日も何故かこんなことを言われるのです。白い学ランはどこの生徒ですかと聞きたくなるところですがなんせ顔が外国人のように綺麗なもんだから思わず騙されるというかまぁいいかと思わされる、イケメン狡い。
いや、そんなことを言いたいわけではなく、なぜ私がこんなにも絡まれるのか。

「貴様に断る権利などない。」

「ありますよ、いい加減にしなさい風間。彼女が困っています。」


そしてこれも最早定番なんだけど天霧さんという人が助けてくれるのだ。いつも風間さんの隣にいてこの人の暴走を止めているらしい。

「うるさい、天霧。邪魔をするな。」

いいえ、邪魔じゃありません。グッジョブです、天霧さん。


「あの…。何故私なんですか?」

「貴様は何を言っている。」

「いや、だから、何故私に絡んでくるんですか?」

「俺の妻となる人間だからだ。」

どうしよう。日本人同士のはずなのに意思疏通ができない…!
困り果てて天霧さんを見つめると深いため息をついて額に手を当てていた。なんだか斎藤くんを思い出す。

「私…彼氏がいますので。では。」

「なんだと?どこのどいつだ。我が嫁に手を出したのは。」

いや、私からお願いしたんだけどね。

「沖田総司ですよ。風間。」

「あいつ…だと?許さぬ。我が妻に手を出したこと後悔させてやる。」

そう言うと風間さんは踵を返し歩き出してしまった。天霧さん…なんてことを!と思い、見つめると申し訳なさそうに去っていく。


これは…総司に迷惑がかかっちゃう!!


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