一世一代の告白

「こん中でいっっっちゃん美味いやつ!」

店から顔を出したお兄さんに、元気に声をかける。

「この、1万のやつやけど、安いんはこっちや」
「あんなあ、お正月の中学生の財布ナメたらアカンって」

昨日親戚にもらったばかりの諭吉は、ここで消えた。入れ替わりにやってきたのは、大きな発砲スチロールの箱だ。
これだけで、満足してしまうけれど、まだ満足には早かった。

今、手に持っている箱は、とても冷たい。おまけに外もかなり寒い。しっかり防寒してきたつもりだったけれど、たった10分の距離を、歩くのがとても辛かった。けど、その10分の先にあるものを想像すれば、たちまちにやけてしまう自分がいる。

やがてやってきた家の玄関先に、発砲スチロールを置いて、インターホンを鳴らす。鳴らしてからすぐ持ち直した。

暫くすれば、バタバタと、中から足音が聞こえてくる。玄関を開けて出てきた彼女は、髪が乱れていて、つい笑ってしまいそうになった。

「あけましておめでとさん」
「うん、おめでとう」

乱れた髪を、手で梳きながら、呟くような声だった。

「突然どうしたの」

当然の質問を、待っていましたと言わんばかりだ。抱えたままの箱を手渡せば、日向さんの頭の上に、クエスチョンマークが増える。

「カニ、買うてきた!」


・・・


これは、12月31日の、大惨事である。
今夜は豪華だからね、と言ったお母さんと一緒に、スーパーへやってきた。妙に耳に残る、タイトルの分からないお正月ソングを聞きながら、適当なものを買い物かごへと入れていた。

「茜、何か食べたいものある?」

自分が食べたいもの入れなさい、という合図だ。そうは言っても、いつも食べるようなものは入れたし、お寿司も追加でマグロを増やした。刺身のカンパチだって入れたし。そう思いながらあたりを見渡すと、5000円、という値札を見て、目眩がした。
……だめだろうか。だめだよね、流石に高い。まあでも、言うだけなら良いかな。

「カニたべたい」

5000円のカニを指して言う。

「ダメよ」

やっぱり、高いよね。言ってみただけだよ、ごめんね。じゃあマグロのお寿司増やしてと言う前に、

「アンタ、蟹はアレルギーなんだから」
「……え?」

え?
……ん?

「え、ホントに言ってる?」
「こんな嘘吐かないわよ」

いや、確かにおかしな話だ。お正月にはこうやって、大々的に売られているカニを、今まで1度も食べたことがないのだ。

「ていうか、言っててよね。間違えて食べてたらどうしたの」
「蟹なんて他所で食べることないでしょ」

まあそれも、一理あるけど。じゃあ、カニ食べたいとは言ってみるものの、実際に食べることは叶わないのか。カニの味を知れないまま一生を終わる絶望を、わずか5秒で受け入れた。

「じゃあ、カニカマで良いよ」
「あら拗ねちゃって。マグロもう1つ入れておくから」


そんな大惨事から3日後。慌しい大掃除も元旦も過ぎ去ったなら、あとは家に籠るに限る。そんな私を玄関まで引っ張ったのは、インターホンだった。慌てて身だしなみをマシにして外へ出れば、大荷物を抱えた白石くんと目が合った。要約、

「カニ、買うてきた!」

バタン。
…………。
………………。

衝動で玄関を閉めたものの、ここから何をすれば良いのか分からない。向こう側から、私を呼ぶ声が聞こえた。

「ごめん、ちょっと、着替えてくる」

その場しのぎで時間を稼ぎ、部屋の隅で、項垂れるのである。

不慮の事故から、白石くんの中で私は、カニが大好物ということになっている。だからこれは、彼の善意であって悪意はまるでない。悪意があるとすれば、全部私の、その場しのぎの会話が悪だった。

見た目がマシになるように着替えながら、頭をフル回転させる。どうしよう。もう誤魔化しようがないか? でも新年早々、信頼というか何というかを下げるようなこと、私に出来るか? この際食べてしまって楽になりたい。変な意味ではないけど。実際食べたことないから、食べたらどうなるかも分かっていないけど。

名案が浮かばないまま、待たせてから15分が経過した。そろそろまずいなあ。重い足を引きずって、玄関へと向かう。大きく深呼吸をして、ドアを開いた。

「ごめん、お待たせ」

考える隙を与えないように、白石くんから発砲スチロールを奪い取る。中に運んでから、

「ありがとう。夜食べるね」

じゃあさよならと、閉めようとしたドアは、白石くんの手と足によって、閉めることを許されなかった。

「ちょっと、何よ」
「せっかくやし一緒に食おうや」

……そう来たか。頭を抱える。
私は今、人生の分岐点に立っている。このままその場しのぎで誤魔化すか、素直に本当は食べれないんですと謝るか。

答えはわりと、直ぐに出た。彼の思いを踏みにじることは、到底できない。それにこのカニ、絶対に高い。こんなに高いものを、100パーセントの善意で買ってきて、食べれませんごめんなさいなんて、失礼な話だ。その辺の安いものなら、スーパーのレジ袋にでも入っているだろうし。そもそもスーパーでさえ5000円なのだからというのは建前だ。高いも安いも関係なくて、結局、我が身大事が一番だった。

「せっかくだし、出かけようよ。初詣…とか? ほら、神社は夜開いてないけど、カニは夜でも食べれる……し……」

かなりの強引というか、苦し紛れの言葉だと、自分で分かりながらも口は止まらなかった。それや、日向さん名案! と、白石くんの目は輝くものだから、一層、罪悪感が募る。

最低限の物だけをいれたバッグと、コートを掴んで外へ出る。出てからコートを羽織っていると、

「そんなに急がんでも、神社は逃げへんよ」

と、苦笑された。伸ばされた手を遠慮がちに握り返せば、そのまま歩き出した。


・・・


「左手、右手、左手に水を汲んで口。……左手を清めたら、残りはこうやって、」
「おおー」

これ、毎年よう分からんで適当にしとる、と言われたので教えてみれば、パチパチと拍手をされた。去年知ったことは黙ったままで、覚えておくと便利だよねと付け足した。まあ、細かいところは違う場合もあるし、適当だなとは思うけれど。

お正月の神社は流石に、人混みである。その多さに圧倒されて、その場しのぎでここを指定した自分を呪った。なんということだ。眩暈がしそうになるところを、迷子になるからと手を握られれば、意識はそっちに向いてしまう。だってこんなの、デートみたいじゃないの。言わせるな。
お参りの列は、少しずつ、前へと向かう。

「お参りは?」
「最初に会釈して、お賽銭を入れて鈴を鳴らす。二度礼のあと2回手を合わせて、最後に一礼」
「ほんま物知りやなあ」

どうやら、そういうことになっているらしい。知らなくても支障はないけれど、知っていると得をする話なんて、そういうものだ。
まあ、多少順番違うこともあるけど。一応、付け足した。

他愛のない話をすれば、お参りの順番はすぐにやってきた。白石くんと1つずつ合わせながら、並んで手を合わせる。
目を瞑ってから、何をお願いしようかと考えた。私生活はあまり困っていない。特に、神様にお願いするような、願掛けするようなことはあまりないと気づいた。けれどここまで来て、ただフリだけするのも、どうかと思う。
ちらりと目線を右に動かす。白石くんは、何をお願いしているんだろう。気になったところで、聞けるわけがない。そんなことより自分の事だ。

(1年健康でありますように……)

……ありきたりすぎる。お願いしてみたけれど、別に大きな病気をしたわけでもないし、風邪で寝込んだ記憶もない。なんかこう、もっと別の。小さなことでもなんでも良いから。思いついたことをお願いしてみる。成績があとちょっとだけ伸びますように。朝寝坊する癖が治りますように。3キロ痩せますように。コミュ障が治りますように。……これだ。当たり前すぎて忘れていたけれど、私の人生の永続的な課題だ。

コミュ障が治りますように。5ミリくらいで良いです。もう一度思い直して、顔を上げる。一礼してから隣を見れば、既に顔を上げていた白石くんと目が合った。

「長かったなあ、何お願いしたん?」
「……色々」
「意外と欲張りさんやな」

はよ退かんと、邪魔になってまう。そう言いながら、歩き出す。無意識に差し出そうとしてしまった手は、白石くんの、ポケットに収まった同じものを見て、やめてしまった。


「おみくじ、どれにする?」

いつも引いてる50円のヤツ。そう言おうとしてやめた。何種類ものおみくじが並んでいて、初詣とはこんなものだったかと驚く。左から順番に眺めて、招き猫おみくじで目が留まった。持論、全人類猫が嫌いな人などいないのだ。これがいい、と言いそうになる自分を、ぐっと堪えさせる。

「安いので良いよ」
「もしかしてお金ないん? 貸したるから好きなの選んで良えよ」
「お正月の中学生が、お金に困るワケないでしょ」

白石くんは、暫く堪えた後に笑い出した。せやなあ、忘れとったわ。そう付け加えて。何故笑われたのか分からなくて、拗ねるように、招き猫のおみくじを指差した。


「吉やって」
「……末吉」

なんとも微妙なところだ。まあ別に、大吉を当てる為に、おみくじを引くわけではないけれど。オマケの猫はピンク色だった。縁結び、良縁招来、かあ。そういう話になる度に、目の前の男を意識してしまうのだから、バツが悪い。これは成長と言うべきか、傲慢というべきか分からなかった。

これで帰るのもなんだし、ということで、お守りを1つずつ買って、鳥居の外へ出る。美味しそうな匂いに釣られた。そうだった。行きはあまり気にならなかったけれど、数多の誘惑物がここにはあった。
何か買って帰らない? ……駄目だ、食い意地のはる女とはいかに。数秒考えてから、

「色々売ってあるね。何か食べたいのある?」

当たり障りのない言葉を選ぶ。白石くんは、両脇に並ぶお店を一通り見てから、あんまないなあ、と言った。残念。がっくりと肩を落とす前に、

「カニあるし」

その一言で、崖から突き落とされたような気分になった。
そうだった。当初の目的を忘れる寸前だった。危ないどころの話ではない。そうだね、とこたえる声は震えていた。というより、身体が震えていた。あれ、外ってこんなに寒かったっけ。

「どうかしたん?」
「ううん、別に……」

言葉は適当に濁して、歩く。ああ、あれ食べたいなあ。こっちも食べたいなあ。ダメかあ。そんな悲しみよりも、今からの、カニを食べるというイベントをどう切り抜けるかを、考える方が先だというのに。

「……、日向さん、聞いとる?」

目の前を手のひらがすり抜ける。どうやらまた、意識をどこかへ飛ばしていたらしい。

「おみくじのさ、猫、何色だった?」
「聞いてへんなあ」

思わず苦笑いである。白だったけど、と付け加えてくれるのは優しさだった。駄目なことだと分かっているけれど、この優しさに、つい甘えてしまうのだ。

「……もしかして、俺に何か言いたいことあるやろ。遠慮せんと言うてや」

言わなくても気づかれてしまうようになったのも、彼の優しさ故だ。そして、こういった優しさこそ甘えればいいのに、甘えられないのが私だった。

「ないよ、別に……」
「ホンマ、怒らないから」

まるで子どもを叱るお母さんだ。だから分かる。怒らないと言って怒るのだ。
かなり前だけど、白石くんは、嫌いにならないから遠慮せずに言って欲しいと、言っていた。それを素直に信じられる自分は、生まれる前に置いてきているのだ。だからこういう、肝心な時に限って、その言葉を信じられなくなる。

「言ったら、嫌いになっちゃうから、良いよ」
「絶対ならんから」
「絶対なる」

なるならないを10回くらい往復して、溜め息を吐く。苦しい思いをして病院に運ばれるか、苦しい思いをして今から帰るかを秤にかけて、ようやく観念したのは私の方だ。心の傷と体の傷、どちらを背負うかという話で、あたりまえに体が1番だと思った。最悪の場合で死にたくない。それが所謂の建前で、きっと本音は、別のところにあったと思う。

「……ごめん、あの、先にたくさん謝るんだけど」
「おん、」
「カニ、食べ……れないの…」

人混みに紛れて、聞こえなかったと思う。そのくらい小さな声しか出せなかったけれど、白石くんはきちんと拾ってくれたらしい。驚いたように目を丸くしていた。

……言ってしまった、ついに。朝からの重い気持ちは捨てることが出来たけれど、この後の未知は、恐ろしかった。
まさかあんなに軽い、というよりは、その場の成り行きでカニが好きだということにしていたのが、こんなことになるなんて、私が一番思っていなかったのだ。心の中では開き直っていたけれど、それを自分に言い聞かせられるかと言ったら、少し違う。

きっと嫌うないし怒るだろうし、ショックだろうと思う。私なら、例えば友達に、好きだと言われていたものが実は嫌いでしたとか言われたら、そういう感情を抱えると思う。だって今まで、嘘を吐かれていたわけで。理由を説明できる気もしなかったから。

「本当は何が好きなん?」

だから、恐る恐る覗いた表情はニコニコとしていて、次いでやってきた言葉がそれだったことに、思考は完全に停止してしまった。
え? ……ん? 何だって? 今の状況が、あまり分からない。

「カニ食えんのやろ? なんか他に、好きなやつ」
「あの、」
「好きなもん買ったるから、教えて」

なんで怒らないの。思わず言いかけた言葉を飲み込んだ。それは多分、聞かない方が良いというか、仮に聞いたところで耐えられないだろう予感がした。

「格別好きなのとか、特にないけど」
「ホンマに?」
「うん……」

それに、食べられないからと言って、カニを買ってきた事実が消えるわけではない。流石にアレを丸ごと、無駄にするのは憚られた。

「ほなら、適当にお菓子でも買いに行こか」
「え、」

何もなかったかのように、白石くんは歩き出して、慌ててそれに歩幅を合わせた。

一世一代のような告白は、さらっと流されてしまった。こんなに、優しさに絆されてしまって良いのだろうか。不安は増えたけれど、今だけを見れば、ほっとしたの一言に尽きた。
前に言われた、白石くんの言葉は、もしかしたら本当なのかもしれないと思った。気を許しすぎれば、いつか後悔するかもしれない。だけど少しずつなら、良いだろうか。そう思わせてくれる人がこんなに近くにいることが、私の人生の幸福であって、これ以上に無い幸運だった。
だから少しずつ、前に進まないと、失礼だろう。

「白石くん、」

呼び止めれば、ぴたりと足を止める。少しだけ置いて行かれていた距離を詰めて、左手を差し出す。10秒くらい固まった後、白石くんは、ポケットから両手を出した。それは私に差し出されることなく、本人の顔を覆っている。

「え、何」
「いや、なんでもあらへん」

指の間から、顔が赤くなっているのが見える。何か恥ずかしかったのだろうか。そういえば、包帯が少し解れているように見えなくもない。そう考えている間に、留守だった左手は攫われた。

やっていて、恥ずかしくなる。家を出た時に、私の手を取った白石くんも、同じ気持ちだったのだろうか。考えていると、むしろ何故、手を繋いでくれたのか分からない。同じ動機なら、ずっと握ってくれたらどれだけ嬉しかったか。いや、嬉しさを、他人の行動に要求するのは間違いだけれど。でもその、なんとなくの違和感は、突然カニ買ってくるか普通とか、家来る前に連絡しないかな普通とか、歩幅少しくらい合わせないかな普通とか、全く違う行動にまで飛び火した。

「あのさ、自己中とか言われない?」
「言われたことないわ」

一緒になる体温を感じながら、その答えには不満を露わにした。優しさの塊だけれど、聖人だとはとても思えないんだよなあ。意外とあんまり、他人の事考えてないというか。まあ、言われないのであれば、気づいた人1号ということで、勝手に誇らしく思っておこう。


・・・


「今から家行っていい?」
『はァ? 今から』
「おん」

あれからお菓子をたくさん買って、なんとなくテレビを見ながらお菓子を荒らし尽くして、解散した。また来るわと言えば、またね、と言った日向さんは、優しい表情をしていた。

朝仕入れたカニは、そのまま持って帰った。折角だし、親に食べてもらうと言われたけれど、突然カニをあげる友人なんて、他人が聞いたら驚いてしまうだろう。それにどうやらアレルギーらしい。斬新な手段を使うアサシンだと思われたくはないので、丸ごと証拠隠滅である。
持って帰ったところで、姉に見つかればタダでは済まない。折角高い買い物をしたのだから、自分も味わいたいけれど、アイツらに目をつけられれば俺の分なんてないだろう。という訳で助けを求めたのは謙也だった。謙也は、電話の向こう側で呆れているようだった。

「ケンヤん家持ってくから、カニパしよ」
『なんでカニやねん』
「細かいことは気にせんと。ごっつ高いヤツやから、絶対うまい」

強引に約束を取り付けて、電話を切った。
箱を、自転車の後ろに、落ちないようにしっかりと固定する。いざ漕ぎ出せば、いつもと違う重さに不安定になったけれど、数十メートルも進めば慣れた。

何となくの、予感はしていた。サプライズ気分で用意してみたものの、こういうものは大抵、失敗するものだという予感が、どこかにある。それが今まで、彼女が格別好きでもなく、食べたこともない未知のものを好きだと言い張っていた、というあんまりな理由だとは、予想できなかっただけで。
彼女からの告白を聞いて、驚きも苛立ちも何もなく、ただ幸福感だけが心を満たした。どういう経緯でこうなったとか、今までの会話は何だったのかとか、そんなことよりも、彼女が本音を話してくれることが、何よりも嬉しいのだ。

ペダルに体重を乗せながら、柄にもなく鼻歌を歌いながら、いくつもの会話を思い出す。

「白石くんは、何をお願いしたの?」

その質問に、彼女は答えてくれなかったのに、自分は聞くのだ。一体自己中はどちらだと思ったけれど、彼女が自己を出すだけで、嬉しくなってしまう。
折角の質問だったけれど、残念ながら答えられるようなものではなかった。

「秘密」

だから誤魔化せば、少しだけ不機嫌になったけれど、その表情すら所謂自己だ。思わずにやけてしまった所を見られて、気持ち悪いとストレートに投げられた。


少しずつで良いので、日向さんが本音で話してくれますように。本音で話せるような人に、俺がなれますように。2つも願うなんて欲張りだろうか。そう思っても、願わずにはいられない。ああ、忘れていた。あともう1つ。
きっと、一世一代の告白になるだろう。シチュエーションや言葉を考えていたら、もうこんな時期だ。今年中で良いので、告白する勇気をください。本当はこれが1番の筈だったけれど、考えることが当たり前すぎて、忘れてしまっていた。

神頼みだなんて、後から考えたら恥ずかしいにも程がある。だけどきっと、大丈夫だ。神様に約束したようなものだから、きっと、まあ、今年中には大丈夫だろう。そう言い聞かせながら、自転車の重みを噛み締めた。



2019 Happy New Year!!

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