遺伝子レベルで恋してる1
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遺伝子レベルで恋してる
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俺、海野イルカは最近 恋人と同棲するハメに陥っ‥‥いや、同居する事になった。
もちろん、嬉しくないと言えば嘘になるが 同時に困っていることもあるのだ。
例えば、
「あの〜、カカシさん?」
「なんでしょうか?」
ふぃっ、とこちらを向く恋人 畑カカシの顔はいつもしているマスクの代わりに俺のTシャツで隠れている。
「‥‥何で洗濯物たたむ時に、いちいち俺の服の臭い嗅ぐんですか。そんなに臭いますかっ?」
そう。この人の洗濯物の匂いを嗅ぐ癖だけは 今すぐどうにかしてほしいのだ。
上忍であるせいなのか カカシさんから体臭を感じることは殆どなく、
それだけでも上忍中忍の"差"を感じさせられるというのに、‥‥この男は。
「いや、確かに匂うっちゃ匂いますけど」
そこは恋人なんだから精神的なフォローとして否定しろよ!
と腹をたてていると
「けど、匂わなくなったらオレが困るんです!」
今度は馬鹿なことを言い出すからさらに困る。
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