天国と地獄

俺は今、我が家が天国であるかのような生活を送っている。
だって愛しのイルカ先生と一緒に住んでいるんだもの。
先生は普段の熱血さからして、もっと情熱的だと思っていたのに かなり初心者で。
そこが可愛いんだけどね。帰るのが今から楽しみ♪
今夜はどうやって愉しもうかな?
浮かれながら角を曲がると先生と出会った!!やっぱりこれって運命ですよね。
「今仕事が終わったとこなんです。一緒に帰りませんか。」
顔は笑顔でも緊張しながら申し出た。
イルカ先生の顔色を伺えば ひどく暗くて心配になった。
きっと俺の天国はイルカ先生にとって天国ではないだろう。
そんな思いが浮上した。
思い返してみたら俺と一緒にいる時のイルカ先生は笑ったことすらない。
不安を和らげる為に こっそり手を繋いでみた。
イルカ先生の様子が気になり顔を向けるとほほえまれた。この瞬間が今までで一番幸せに感じた。
いつの間にか泣きそうになってた。

いつかは壊れてしまう天国でも出来る事なら死ぬまで、と 言えない自分に、
この人は満面の笑みを向け続けてくれた。

天国の中でも自惚れてイイ?


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(楽しめるかは別にしてですよ!)
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