ベッドの上ですやすやと眠る彼女の手を取り、手のひらに唇を落とした。彼女の手のひらの温もりが唇を包んだ。「君と僕は、結ばれても一緒にはなれないんだね。」……幸せそうに眠る彼女はきっとまた僕の手から離れていく。(死なない君が欲しかった)