一昨々日 (17/18)
「一昨々日!!」
突然、そう…突然に榊が叫んだ。
榊の家で寛いでいるときだったからコナンは対して気にしないのだが…反応がないことが分かると態々もう一度大声で繰り返す榊に大きく溜め息をついて反応を示す
「一昨々日がなんだよ」
「俺一昨々日って今知った」
「はあ?」
「一昨日の前はおとととといって言ってた」
「いや、それで言うならせめておととといだろ……」
「……あ、確かに。流石新一」
わざとらしく手を合わせて納得のポーズを示す榊を見てまたこぼれる溜め息。コナンの頭のなかでふと思い出した対峙する情報に口を開いた。
「なら、明々後日の次は」
「四日後」
「〜っ!!!ちげえよ!!」
「え!合ってるだろ?」
「合ってるけどちげえんだよ!!一昨々日みたいな言い方があるんだっつーの」
「マジかよ」
唖然とした顔で考え込む榊。
答えが出るまで少し待ったが全くもって声は上がらなかった
「えー…分からねー。答えは?」
「弥明後日」
「ヤノアサッテ……」
「バーロ、何で片言になるんだよ。列記とした日本語だからな」
「ヤノアサッテ……」