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「#学園」のBL小説を読む
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▼ごめんね、でもね本当は、

この想いは嘘でいい。誰にも気付かれない仮の箱。ぐるぐると隠して胸の奥に閉まって絶対に誰にも触らせないように、忘れてしまえるように、違和感を抱かせない為に。
そうして私は今日も嘘をつく。

「赤井さん、大嫌いです」

嘘。嘘です。
笑顔を貼り付けて今日も私は嘘を吐く。

だって、だってね、愛しいあなた。
私のことを信じて欲しくないんです。
嗚呼、違います。信じてもらわなければ困るのよ。でもね、あなたを裏切るのが怖いの。赤井さんから誉めてもらう度に胸が苦しくなります。鼓動が速まって息も出来なくなるの。
あなたが優しい瞳を私に向ける度に背中に汗が伝うの。お願い、私を信じてしまわないで。


ねえ、大好きな愛しいあなた。

私はあなたを裏切るわ


「ミソラ、どうした?顔色が悪いが」

「…すみません。なんでもありません。」


ねえ、愛しくて憎いあなた。今日で全部終わりなの。私は組織に戻るわ。きっと明日には私は事故で死んだことになっているの。だからねえ、お願いよ。



今日まで私を信じて下さい

「?…ミソラ何か言ったか」

「空耳ですよ、赤井さん」


私のことなんて信頼しないで。好意を持たないで。私が否定をするたびに悲しそうに眉間に皺を寄せないで。

ねえ、赤井さん。お願いよ。
私のことを信じないで



私が愛した初めての人
「…ねえ、ベルモット、今私どんな顔してる?」
「そうねえ、…とっても醜い顔」
「…はは、酷いな」

さよなら、赤井さん…さよなら、愛しい人


大好きでした

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