ジンと小娘 | ナノ

しあわせを覚えていない、しあわせを覚えていられない、ぜんぶふこうにうばわれるから、
_昔から悪い意味で好奇心が強かった。強い好奇心は時に身を滅ぼすことに繋がる。…なんて知っていたのだ。

強い好奇心は時に身を滅ぼすことに繋がる…なんてことはずっと前から知っていたのだ。だって私が望んでいたのは好奇心の果てにこの身を滅ぼすことだから…私が望んだのは非日常の先にある自滅だった。

そうじゃなければ彼のことを好きに思うなんて有り得ない、でしょう？

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