「学校久々だな…」
「そうか?」
「三国君は、部活で毎日来てたから感じないんだよ。私は、部活やってないからさ、すっごい久しぶり。」
クラスメイトの三国君は、私の片想いの相手であり、現在席が隣な男の子。
夏休みの間ずっと、ずっと、ずぅーと学校が始まるのを待っていた。だって、三国君と会えるの学校だけだし。
「私、学校好きだから休み中すんごいつまんなかった」
「○○は、学校が好きとか珍しいな」
「そう?勉強は嫌いだけどね。」
「○○らしいな。」
「うわ、ひど。どーせ勉強できなそうだもんね。」
「拗ねるな、拗ねるな。」
「すねてませーん。」
ふいっと顔を背けてみれば、優しい三国君がかまってくれる。
やっぱり、学校最高!!
「よかったらさ、」
「何?」
「マネージャーやらないか?」
「へ?」
「長期休み学校くる予定できるだろ?」
「あっ…うん。やるっ。私やる!」
あぁ、何て素晴らしいお誘いだ!!
それなら、土日も三国君と過ごせるじゃないか!!
「三国君、今日からマネージャーやるとかダメ?」
「良いに決まってるだろ。」
長期休みの過ごし方
次の長期休みが楽しみだ。