「風丸はさ、何でもできるよね」
「どうした?」
「勉強できて、運動できて、かっこよくて、優しくて…羨ましいや」
「いきなりなんだよ○○?」
「夏休みの宿題さ…私終わらなかった」
「…つまり、写させろってことか?」
「イエッさ〜」
パコンと頭をはたかれて、まったくお前はと怒られた。けど、プリントを見せてくれる風丸さんはかっこいい。
「ねぇ、風丸。」
「なんだ?」
「風丸は何でそんなに私に優しいの?」
「さぁ、何でだろうな。」
君だから。
「あっ、風丸お礼何が良い?」
「次の試合になんか差し入れしてくれよ。」
「おっけー。」