※現パロ(兵太夫 中1)



「兵太夫」
「何?」


2つ年下の兵太夫は、ちょっと意地悪だけど可愛い子だ。

私が悲しいと思ってる時はそっと傍に来てくれるし、困っているときは迷わず手を差伸ばしてくれる。

いまだって、受験で悩んでる私の傍にいてくれる。


「迷ってるの…」
「何を?」
「公立に行くか、私立の女子高校にするか…」
「…共学なら僕追いかけてあげるよ」
「あはは、そんなこと言われたら志望校決まっちゃうじゃん。」
「決まったなら問題ないだろ?」
「うん…勉強頑張らなくちゃ。」



いまのままでは学力が足りない公立の共学と、今のままで受かれそうな私立の女子高で迷ってたんだけど、兵太夫のお陰で志望校がきまっちゃった。


「後期はあんまり会えないし、冬休みあとは全然会えないけど、待っててくれる?」
「待ってるよ。だからちゃんと受かってよ。」
「うん。」
「そうしたら、2年後また後輩になってやるから。」
「はは、兵は頭いいからすぐ受かっちゃうもんね。私頑張らなくちゃ」

ギュッと兵太夫の手を握って、これから頑張らなくちゃと気合いを入れた。


「応援してるから」
「うん。」
「終わったら、遊びに行こう」
「楽しみにしてるね、兵太夫。」





約束





「兵太夫、浮気はダメだからね。」
「そっちこそ。」
「そんな余裕ないよ…」
「頭悪いもんね」
「この、生意気なんだから!!」


この後どれだけ会えなくたって、兵太夫への気持ちは変わらない。

大好きだよ。だから、待っててね。



…後書き……
好きやねん様提出作品。

まさかの現パロになってしまった…最初は室町だったのですがね。

この頃低学年熱が上がってます小豆です。これからもっと書いていければいいなと思ってます。では、


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bkm
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