何となく、エースの部屋に来てみた。
ベッドの上にエースが居ることがわかったから、そっと近づいてみると震えてるいることが分かった。


「エース、何で震えているの?」



冬島でもどこでも、寒さに関係ないエースが震えてる。

なんで、と聞いても何も話してくれなくて、どうすればいいか分からなかった私は、ベッドにのぼって背中からエースを抱き締めた。

「ねぇ、どうすればいい?どうすれば、エースは震えない?」

「傍にいてくれ。」


グイッと腕を捕まれて引っ張られたかと思えば、今度はエースが私を向かい合わせに抱き締めた。


「ここにいるよ。私…」


よしよしと私の肩に乗せられた頭を撫でると、エースが深呼吸して話始めた。


「怖いんだ。」
「うん。」

「俺が白ひげ海賊団にいることも、○○が俺の傍にいることも…全部夢じゃないかって…怖いんだよ…」

「バカだなぁ…エースは。親父もマルコも皆も私もエースの傍にいるよ?いなくなったりしないって、」


どっかのお伽話で聞いたことあったな…王子様がキスしてお姫さまが目を覚ますってやつを。

寝ぼけた考えに耽ったエースを目覚めさせるつもりでむさぼるように口付けをすると、エースが私の首にを腕を回した。私も負けじとエースの首に腕を回してやった。
息継ぎに少し顔を離してエースを見るともう震えていなかった。


「夢じゃねぇかって怖くなるくらい…お前が好きだ。」
「私は、夢じゃないよ。」

触れるでしょ?エースの唇にもう一度、今度は優しく私のを押し付けた。

「あぁ…」

エースは嬉しそうに笑って、ありがとうと続けた。





「夢じゃないかと…恐れるくらい」






「…君が好き」


知ってるよ。


ちゃんと、わかってるよエース。


「私も…大好き。」











…後書き……

ども、小豆です。
管理人が参加していいものかと思いながらポチポチ書かせてもらいました。

"…君が好き"のお題は全部「夢じゃないかと…恐れるくらい君が好き。」のように、お題の後に君が好きって続くようになってます。まぁどうでもいい情報〜。
管理人は、どうやって後書きすればいいか分からないのでこんなこと書いてみました。では、失礼します〜


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bkm
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