40000おめでとうございます。の気持ちで勝手に書いてしまいました。嫌でしたら言ってくださいね。




連載のヒロインさんと、私の所の"大好きな君へ"のヒロインのコラボ小説です。
オチもなんもないですが…頑張りました。







こんにちわ皆さん。

今日は、ガープ中将のお使い(もといい茶菓子買い)にコビー曹長達と、とある春島に来ていたのですが…


「あれ?コビー曹長…」


見事にはぐれてしまいました。(仕方ないです。親子に道を譲ってしまった私が悪いんですから。)


この島には、たまーに海賊が物資調達に来るってガープ中将が言ってたから一人になりたくなかったのですが、仕方ないですね。
とにかく合流しなくちゃいけませんね。








「エース、マルコ、サッチ…」


どっどうしよう…。
気がついたら皆とはぐれちゃってた。
この春島には、海軍兵がたまに来るって親父様言ってたから、一人になりたくなかったのに…


「にゃー」
「うん。そうだね、とにかく探そう」


捨て猫を拾っているうちに皆とはぐれてしまった。

こんなことなら、船までの道ちゃんと覚えておけばよかった……またマルコに怒られる。


「にゃー」
「あっ、待って猫さん」


少しボーとしてたら猫さんが通りを走って行っちゃった。慌てて私も走って追い付こうとしたら人にぶつかって尻餅をついた。







「いたた…」
「ごっ、ごめんなさい。」


猫がいきなり走り寄ってきてビックリしていたら、ピンク髪の女の子と衝突してしまった。
普段からガープ中将に鍛えられてるおかげ私は尻餅をついただけですんだので別に気にしてませんが、女の子の方は平気でしょうか?

「ごめんなさい、猫さん追いかけてて…」


どうやら私と同じで尻餅くらいですんだようです。
さっきの猫が嬉しそうに女の子の膝に乗り甘えたようにゴロゴロ鳴いています。

「飼い主さんでしたか」
「さっき拾ったんです」
「お一人ですか?」
「さっき皆とはぐれちゃって…」
「私もです。コビー曹長達どこ行っちゃったんだろう。」
「曹長………」


どうしたんだろう。女の子の顔色が悪くなりました。どこか怪我したのでしょうか?






どうしよう。よく見れば目の前にいる人は海兵の服を着ている。

ナースの姉様達が着せてくれた動きにくいフワフワスカートのおかげで、そう簡単には、バレないと思うけど、長居していたらバレちゃうよね。

なんだか前にも似たような状況があったような気がする。

その時は適当な理由つけて逃げたけど、この人にはそうしたの使いたくないな…
とんでもないことしてくれましたよ猫さん。


「顔色悪いけど平気ですか?やっぱり怪我したんじゃ…」
「へっ平気です。ちょっとビックリしちゃっただけなので、そろそろ皆を探さないと怒られちゃいますから行きますね。本当にぶつかってしまってごめんなさい」
「そうですね。私も探さないと。
では、海賊がいるかもしれないので気を付けてくださいね。」


その海賊ですって、死んでも言えないです。

今度は逃げないように猫さんをしっかり抱くと、はぐれてしまったであろう方向に走る。

早めに皆と合流できますように。



(海兵さんも、合流できますように。)






「あの子大丈夫でしょうか?」


走っていく後ろ姿が見えなくなった頃、コビー曹長が私を見つけてくれました。


「探しましたよ。」
「ごめんなさい…」
「今この島に"白ひげ"がいるらしくて、何かないか心配でした。あっ、配渡書渡しておきますね。でも、一人で捕まえようとしちゃダメですよ。」


コビー曹長に渡されたものを一通り見ていたら見覚えのあるピンク色が目に入りました。


「コビー曹長、私さっきまでこの子と一緒にいましたっ」
「えぇっ!!」
「私にぶつかって来て、一人でしたし、普通の服だったので…一般人だとばかり…」
「皆に知らせて後を追いましょう」
「はい」








「エースーっ、マルコーっ、サッチーっ」


走り回っていたら、なんとか皆を発見できました。


「……」


あうっ、マルコの後ろに黒いモヤモヤが見える…かなりご立腹みたい(猫さんも怯えてる。)


「見つかってよかったぜ。」
「怪我はないか?怖い思いしてないか?」
「サッチ、平気だよ…」


むしろ今怖い思いしてるよ。マルコ無言だよ。

「あっ…さっ、さっき海兵に会ったの。あの時は気づかれなかったけど、」
「あぁ、俺たちは一発でバレるな…」
「マルコ、今はしかってる場合じゃねーみてーだ」
「分かってるよい。サッチはバカを担いで、エースは一番後ろを走れ、なんかの時は炎上網で足止めしろい」
「おう」


えっ……確かに、皆より足は遅いけど毎度毎逃げるとき度担がれるのは恥ずかしい。ただ、文句は言えないし。

だけどやっぱり恥ずかしい。

(猫さんは?)
(おれ持ってたら燃えるかもしれねぇな)
(おれが持ってってやるから大人しくしてろい)
(はいっ)






「いましたっ!!」


ピンク頭が目印になってあの子を見つけられました。
どうやら連れの方に合流できたようで一安心ですが、私は海兵であの子は海賊です。ここからは、追う者と 追われる者の関係ですから手加減は、いっさいしません。


「まずいですね。124隊長が揃っているなんて…ガープ中将クラスがいないと危険です。」
「何を言ってるんですか!!海賊を見過ごすなんて」
「相手が相手です。」
「でも、」
「おい、お前ら前っ」
「はい?何ですかヘルメッポ軍そぐかぁっ」


あぁ、分かりました。
目の前に建物の壁が迫っていたんですね。

コビー曹長と話していて気がつきませんでした。(コビー曹長は見事な反射神経で、激突を避けられました。けど、)私は思いっきり壁に激突してしまいました。


コビー曹長とヘルメッポ軍曹に助け起こされた私は、聞きたかったような聞きたくなかったような声を聞いた。


「ぶわっはっはっは、今回は引くぞ。これ以上怪我人増えても仕方ないからのぅ」
「「「ガープ中将っ」」」


はぁ…何してるんですか?そして、何をのんびりお煎餅食べてるんですか!?
海賊が目の前にいるのに。


「引き際も肝心じゃぞ。」
「中将、」
「さぁ、茶菓子を買って帰るぞ」


中将がやる気ないのなら、私が頑張ったところで無駄なんですよね(ちゃんと分かってますよ)。

悔しいです。あの時あの子が海賊だって分かっていたら…


「コレも経験じゃ。」


皆に励まされながら今日は大人しく帰りました。











(マルコ…)
(自分でちゃんと面倒見るんだよい)
(はい。猫さんよろしくお願いします)
(にゃー)






(私は海賊を逃がしました。)
(仕方ねーだろ。)
(ヘルメッポ軍曹は平気なんですか!?)
(俺も一度見逃したことがあるからな。なぁコビー)
(はい。)
(どうしてですか!?)
(色々事情があったんだよ。)
(今回は、仕方ありませんよ。海賊に見えなかったわけですし、僕がもっと早く手配書を渡しておけばよかったんです。)
(コビー曹長、)
(あー、もうこの話は終わりだ終わり。ガープ中将に怒鳴られる前に行くぞ。)
((はい。))



これも、これで経験。
次こそは捕まえますよ。


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bkm
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