現パロ
ああ、死ねばいいのに。
そんなこと思ったらやっぱりだめなのかな?
大好きな彼氏は目の前で絶賛浮気中。私の苛々はマックスだ。
そんな現在の状況に竹谷君は心配そうに私を見てくる。なんて彼は優しい人なんだろうか。あぁ、三郎もこれくらい優しいところあればいいのにな。私はあいつの何が好きでつきあっているのか、私は全く分からないわ。もはや分かれてしまおうか。
そんなこと思いながら荷物を鞄に適当に放り込んで、帰り際に竹谷君に 大丈夫だよ。 と言って、教室を後にした。12/24の帰り道一人ぼっちかと何となく悲しく思ったけど仕方ないからゆっくり寒い冬の町並みを抜ける。
「さみぃ。」
こんなことなら、友達捕まえて遊びに行けばよかった。
flirtare
ねぇ、別れようか。
メールの本文にそう書いていたら、後ろら それだけは勘弁してくれ。 と声がした。
聞き慣れすぎた台詞に飽き飽きして、私はかまわず送信ボタンを押してやった。
「なぁ、○○」
「なによ?」
「本気か?」
「さぁね。」
私のスマフォを取り上げポケットにしまい込む三郎に対して何も抵抗しないことから見て、私はやっぱり三郎のことが好きなんだろう。でも何で何が好きなのか全く検討付かない。
「○○、俺は別れないからな」
「浮気もやめないんでしょ。」
「あぁ。」
当たり前のように返すこいつを殴り飛ばしてやりたい。
この格好いい顔をボコボコにしてやりたい。
「むかつく」
そう思っていても出来ない私は本当にバカね。
(愛があるのは、○○だけだ)
(嘘つき)