「サイモーン!!」
私は、日本で数少ない知り合いが働く露西亜寿司を訪れた私は、孤独から解放され幸せに満ちた。
私の知り合いであり、親友のサイモンが目の前にいるからだ。
「○○、ハヤカッタ、ブジツイテ、アンシン、アンシン」
ニコニコと笑うサイモンにつられて私も笑った。
「寿司タベル」
「あ……っと、また今度ね。今日はデニスさんに用があるから来ただけなの。部屋、かわりに借りといてもらったのはいいけど住所聞き忘れててね。場所聞かないと荷物も運べないからさ。」
サイモンに連れられて、これが寿司屋なんだ?(はじめて見るから比較できない)とちょっと疑問を浮かべたくなる店内へと私は入っていった。