「軽傷で良かったね」
「自分でも奇跡的だと思う。」


壁の瓦礫を見て身震いした私は、白衣を着た新羅という闇医者(ここからしてもう色々アウトだよね。)に手当てをしてもらい、まったりと過ごしていた。


この状況を作り出した平和島静雄は、わりぃ。と申し訳なさそうにしていたから
まぁ、許すことにした。

「へー、やっぱりバーテン服が、正臣が言ってた都市伝説と喧嘩人形。んで、新羅が闇医者。それで都市伝説首なしライダーことセルティ(女)ね。
はぁ、
私、日本に来て数日でなんでこうも素晴らしい方々と知り合いになってるんだろう…」


自分は不幸体質なのか!?そうツッコミたいが元気はない。

しかたなく床にだれると、平和島静雄は、どこか他にも怪我をしたのではとあせりだす。
これが、喧嘩人形ねぇ…
普通にかっこいいお兄さんじゃない。
昼の自販機で私を殺しかけた人と同一人物なんてどう信じたらいいのかな?(かべの瓦礫が証明か…)


「で、貴方がお隣さんで、今日私を2回も殺しかけた名前とやってることが正反対な、平和島静雄さん。」

あぁ?
彼がそう言って青筋を浮かべた瞬間私はすべてを受け入れた。

この人は、ヤバイ。


そして、私はこの男の横で暮らすのだ。






♂♀


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