「で、どうだった?」
夢の国と○○が言ってたように、その場所は平和で楽しいところだった(金はかかるようだけどな)。
何より○○が楽しそうだったのがいい。いつも仕事で疲れてる○○が幸せそうに笑っているのは見ていてこっちがホッとする。
「私より、○○が楽しんでいるように見えたぞ。」
「ムッ…確かにそうだけどさ。」
いまだってヒールではしゃぎすぎて足を痛めた○○を私がおぶって帰っているわけだから、どれだけ○○がはしゃいだかわかってもらえるだろう。
「三郎と一緒で楽しかったんだもん仕方無いじゃん。」
はいはい。
そっけなく返しながらも内心はかなりドキドキしてる。
無意識にこいつは言っているのだろうか?
「あんまりそう言うことは言ってくれるな。」
勘違いして、○○に手を出してしまいたくなるから。
心の中でそう続けた。
意識して…