「ただいま〜」
いつの間にか、何週間か○○と暮らしている。お陰で色々とこっちの世界がわかるようになった。
ついでに家事も覚えたり、テレビゲームにハマったりした。
地デジ対応を買うついでに暇になるであろう俺のために○○が買ってくれた。なにげに優しいんだよな。
「おかえり。夕飯できてんぞ」
「やったぁ。今日は何?」
「パスタ」
子供みたいに嬉しそうに笑う○○に私は養われてるのかと思うとなんだかな…それにしても、私と○○は10近く年が離れていると言うのがいまだに信じられない。
「三郎が来てから毎日が楽しいや」
「そりゃどうも」
「そんな三郎君にプレゼント」
「なんだ?」
カバンをがさごそまさぐって○○は、2枚の紙切れを出した。チケットかなんかか?
「三郎気になってたみたいだから、夢の国に行こうと思って明日休みもらったの!!」
いきなり過ぎだ。と思いつつも、私を喜ばせようと頑張る○○が可愛いと思ってしまう。
約束
(明日楽しみだね)
(楽しみだな。)