||| plus alpha 母が密林で姉飼買った時におすすめレビューで出てきたらしいんですが、作者さんが同郷の方なんですよね。で、「読んでみる?」「読んでもいいよー」ってかんじの流れで買ってもらいました。 大賞作品ならそれなりにおもしろいだろうし、ホラー方面ならちょっとあれだけど、遠藤徹ちっくな路線なら大丈夫かなーと思って。 で、 これが…これがまたヤバかった!当たりどころの騒ぎでは!! 私の語彙ではネタバレせずにおすすめするのに「マジいいから!これ超いいから!ほんと見てみろってマジ後悔しねぇから!マジだってマジマジ!」しか言えなくて辛いね…。 二作品入ってるんですけど、どっちも神…。危うさと切なさと愛しさの均衡が絶妙すぎて、読了後の余韻に打ちひしがれる…。言葉の引き出しの魔力に惚れ惚れします。こういうのとか、良い映画とか見ると、ほんと自分の書くものには意義がないよなー自分の萌え語ってるだけだよなーって思うけど、二次創作ってそういうもんだよね。 てゆーかこれはホラーじゃない!ホラーじゃないよ!ちょっと呪術とか、痛い描写があるだけでホラーじゃないよ! これはジャンルで損をしないかな、と思ってしまうほどです。どちらかというとミステリーに近い? でもほんとによいです〜! この年頃の少年少女たまらん…。 私ってガチの近親相姦(公式で兄弟姉妹設定)って得意じゃないんですけど、chocolate blood,biscuit heartsの話は別次元として愛せるなぁ、つらい…。ちょっとそういう感情とも違う気がしますがね。 あんまり言うとネタバレになるけど、言いたいことが多すぎて。 これの最後の数ページをすべてパロるというのをしでかしたいけど、文章1ミリたりとて変えたくないので、それ名前だけ変えてもなんの意味もねえじゃんやめとけってかんじで、まさにそのとおりですよね。 なにが言いたかったかっていうと、この本を推したかっただけです。 角川ホラー文庫『少女禁区』です。 あと全然関係ないんですが、サマーウォーズはやはり神作すぎた。 July 21 back |