ウラオモテ





わたくし、サブウェイマスターのノボリと申します!

本日、わたくしが控え室で休憩しておりますと、目の前に誰かがやってきました

見れば小さな少女です

わたくしとは50cm程の身長差

……失礼いたしました、正しくは51cmですね…厚底で身長を底上げしているのですよ、彼女は

そんなこと、わたくしにはお見通しですが……気になさっているのですね…ずっとそのままでよろしいのに…!

年は聞くところによると17らしいのですが、とてもそうは見えませんね

膨らむところはこれでもかという程にぺったんこ

余計な物はついていませんとでもいうように、実に少年的にスレンダー…

そして目はぱっちりと開き、頬が少しぷっくりと…幼い顔立ちです

そんな彼女の名前はなまえ様といい、わたくしの同僚で妻にございます

はい?妻ということは結婚しているのかですって?

ええ、実はそうなのです!

きっかけは……喋ると長くなりますから割愛いたしましょう

とりあえず色々段階をスルーしたとだけ言っておきます

今日は一体何の用でしょうか…などと考えていると、なまえ様はにこりと笑ってこうおっしゃいます

「ノボリさん帽子下さい!」

「帽子ですか…?あげることはできませんが貸すくらいならば」

わたくしが欲しいと言えば全て差し上げますのに…帽子だなんて…なんて可愛らしい

いいえ、なまえ様は小さくて可愛い…幼くて可愛い……つまり全て可愛らしいのです!

わたくしは帽子を取り、なまえ様に渡します

なまえ様はそのままわたくしの帽子をすぽりと被り…

ええ、当然のことながら大きさはあいません

「ぶかぶか…」

「お似合いですよ?」

「ホントです?指差し確認?」

「………コートも着ましょうか…」

わたくしはばさりとなまえ様にコートを被せます

やはり彼女には大きすぎるようです

裾は地面につきそうで、袖もだらりと垂れ下がり…ぶかぶかの服…いいですね……しかもわたくしのコート…小さいなまえ様…ぶかぶかの服…小さい……ぶかぶ……おっと失礼

「わぁ!私ノボリさんみたいです?」

「ええ、すごく素敵ですよ!」

「えへへ〜…指差し確認!準備オッケー!目指すはノボリさん!出発進行♪」

そしてなまえ様は、わたくしの帽子とコートを羽織ったままわたくしにぎゅっと抱きついてきました

「…ぐは…っ…こうかはばつぐんです…!」

よろめくわたくし

ああなまえ様はとても暖かいです…はっ?これが世に言う子供体温というものでしょうか…

本来ならば、あたるべき物が全くあたらない…細い腰がたまりません

ああ、なまえ様は小さいですから細くて当たり前ですね!

「なまえ様、今日はやけに積極的ですね?」

「みんながこうしたらノボリさん喜ぶって言うので…」

恥ずかしいけど…となまえ様は頬を染め……これは…二人きりになればもっとなまえ様を堪能できるということで間違いないでしょうか?邪魔も入りませんしね…!

「なまえ様、今日は何か食べに行きませんか?」

「え…外食…です…!?私ハンバーグがいいです!あと甘いもの!辛いのと苦いのと酸っぱいのは嫌です…」

「………」

なんという子供舌…!か、可愛い…なまえ様可愛いです!

はあはあ…耐えましょうわたくし…はあはあ…ごくり

「ノボリいるー?」

と、わたくしが今にも鼻から赤いものが垂れそうになっておりますと、ドアからわたくしの双子の弟が入ってまいりました

彼はクダリ、わたくしが黒い服を着ているならば彼は白いコートに身を包んでおります

「ノボリ……えっと…それは…」

「抱き合っております」

「いや、そうじゃなくて」

彼はなんと言っていいのかわからないようです

きっとなまえ様の可愛らしさに見とれているのですね?

「ロリコン…」

「ああ何ですそれですか…それが何か?」

「この間まで否定してたのに、ついに認めたの……捕まるよ…」

「大丈夫です、問題ありません」

小さな女の子が好きで何が悪いのでしょう?

そもそも…13歳未満の少女に性的なことを無理矢理しない限り犯罪ではないのですよ?

相手から抱きつく、キスをするなど…わたくしから何もせずに向こうの意志でしてくださるのならば同じく犯罪ではないのです!ブラボー!スーパーブラボー!

わたくしからしたくてもできないのは少し残念ですが……いえ、なまえ様は17歳ですから大丈夫ですね!精神学的に言われている12歳以下でもないので、セーフです!

「知ってる、ボクが言い出しっぺだし…知ってるけど…一応なまえのどこが好きかもう一回聞いていい?」

「小さくて幼くて体温が高く、好き嫌いが多く、ぺたんこで小さくて幼いところです」

大事なところですから強調しておきます

「なまえ…怒っていいんだよ…」

「………」

「え…ちょっと待って…いいの?ねぇいいのっ?この間怒ってたよね?」

「でも……うーん…」

「……わけがわからないよ…!」

信じられないというように、クダリの口が引きつります

ちょっと、貴方それ失礼ですよ?

なまえ様がわたくしを好き、わたくしがなまえ様を好き…相思相愛ですから本当に問題はありませんね!

「いつか考えてることが漏れるのを、ボクちょっと期待する…」

「わたくしがそんなことするわけがないでしょう」

今まで職場で築きあげてきたものを壊すわけにはいきませんからね、わたくしそんなミスはいたしません

「うん、まあノボリがいなくなったら困るから、ボク言いふらさない!お口ミッフィー!」

「そうしてくださいまし」

「でも口止め料にヒウンアイスね!」

「わかっておりますよ」

「私もアイス食べたいです!」

「なまえ様には沢山買って差し上げましょう」

休みの日にでも行きましょうか、と約束したところで休憩時間が終わってしまいました

わたくしはしぶしぶなまえ様を離します

業務を終えたらまたなまえ様に会いに行きましょうか…家に帰ればいつでもお会いできますが…

わたくしはなまえ様の頭を撫でて、控え室から出ます

「なまえに許されても、社会的はやばい気がする……」

その際にクダリの口から漏れた言葉は、あえて聞かなかったことにいたしましょう




ウラオモテ
ノボリは なまえに メロメロだ! ▼






11.9.16(当サイトup日)
「白日夢の図書館」の管理人・黒様よりいただきました。
「ロリコンなノボリさん」です(笑)
黒様の書かれるpkmn連載の夢主ちゃんとノボリさんですが、彼はガチなロリコンとお聞きして思わずこんなリクエストをしてしまいました。
ありがとうございます…!


ノボリさん視点なので彼のロリコン思考っぷりがだだ漏れでニヤニヤしながら拝読しました^^
夢主ちゃんの無邪気さが羨ましい…どうすればこんな穢れのないこが書けるのでしょう…。


とても良いノボリさんの妄想っぷりをありがとうございました(*´∇`*)


くろこ










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