exchange swap #after
「……で、どうなったんですか?」
「どうもってか…戻った」
「次の日には…な」
コーヒーを飲みがてらため息をつくCentreとクスポント。それを聞く駅員は慎重そうな面持ちでうなづいた。
「…も、戻ったんですか…何故ですか?」
「俺達にもわかんねえよ…」
「そうですか…あ、でもその当時にjointさんやあさひさんが居なくて良かったですね!」
「だよなぁ…もし居たら面倒どころじゃ済まなかったよな」
「お二方にはこの話したんですか?」
「「言えるわけが(ねえよ)ない」」
二人はマグカップを握りしめ肩を落とした。
駅員は困惑した表情で首をかしげる。
「……そう、なんですか…?」
「そんなもんやろ。見とったでぇ…あの時のボスごっつおもろかったんやで」
休憩室の扉を開けて入ってきたのは、当時からこのギアステーションに勤務するベテランの駅員だった。
「お前が来ると余計…」
Centreは露骨なまでに眉を潜め嫌そうな顔をする。クスポントは先ほどよりも大きなため息をついた。
「ボス二人して失礼やんな…休憩に来ただけやて…
せやせや新人、その話な、もっとおもろい裏話あんねん」
ベテラン駅員は新人駅員の肩に手をのせ、耳打ちをはじめだす。
その瞬間、Centreとクスポントの顔は一瞬にして青ざめた。
「その話だけはするな!!!!!!」
「えぇ?どうせそこらへんまで話してしもたんやろ?最後まで聞かせてやろうや」
「忘れてくれって!!あの日のことはただの悪夢なんだよ!!
神様が気まぐれでいたずらかましただけだから!!
いやマジで!!」
exchange swap
「じゃあ何でこいつ(新人)に話したん?」
「「あっ」」
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