年上の彼氏
がぶっ…!!もぐもぐ…
「お前、よく手術した後でそんなに食えるな…。」
ウォッカが呆れながら私の食べっぷりを見ていた。
「腹が減っては、いいクソができないってね。」
「それを言うなら、腹が減っては戦はできない。だろ!!女の子のくせに、なんてお下品な。」
「ごめん、お母さん。」
「もう……。」
お母さんと呼んで、ツッコまないところを見ると
ウォッカは自分でお母さんキャラだとわかっているようだ。
とそこに、ボスに私の負傷届けを提出しに行ってたジンが帰ってきた。
「「ぁ。」」
目が合った瞬間、無意識に目を逸らしてしまった。
だ、だって…あんな事言われ×%○△※¥☆…///
「何照れてんすか、兄貴。麗華も顔赤いぞ。」
「て、照れてねぇ///!!」
「あ、赤くない///!!」
はぁ。とため息をつくウォッカ。
「で?返事はどうするんだ麗華。」
ウォッカの言葉にジンと私はビクッとした。
それはもちろん…///
でもドキドキして声が出せない。
頑張れ麗華!!
声を出すんだ!!
頑張れ頑張れできるできる。
絶対にできるんだから!!
でも何故か出てきたのは、言葉ではなく涙だった。
「な、なんで泣くんだよ!!」
「だって…私もジンの事、好きだからっ…。うれしくて…。」
「っバカ野郎!!」
私が言うと、ジンが叫んだ。
「それなら…早く言ってりゃ、こんなに苦しむ事なかったのによ。」
本当だ。
でも、ジンの側に…
もっと側にいられると思うと、もっと苦しい。
「麗華、俺の女になれ。」
「はい。喜んで///!!」
中島麗華。
初めての彼氏ができました。
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