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私達は買い物をすませ、 アイリッシュを迎えに行った。

アイリッシュが車に乗る瞬間、捜査本部のビルから一人の少年が出てきた。

コナン君…!!

何であの子が捜査本部に?

そうこう私が考えてるうちに、車が動き始めた。

一体何者なの…?






数日後の七夕前日。

事件に発展が起こった。

犯人と思われる人物が現れたらしい。

「えぇ〜!!私達は行かないの?」

「今回はベルモットの出番だ。俺達は待機だ。」

ベルモットは、どこぞと知らぬ女性に変装してる。

今回は、ベルモットがわざと犯人の人質となって
後で犯人を殺し、メモリーカードを取り戻す作戦らしい。

「そういう事だから。お留守番頼んだわよ、麗華。」

「はぁ〜い…。」

半ばふて腐れて返事をすると、ベルモットは笑って部屋を出ていった。


ベルモットが出かけてから暇になった私は、ある事を思い出した。

「あっ!!ジン、ちょっと待ってて。」

私はそう言うと、隠してあった笹の木を持ってきた。

「いつの間にこんなデカい物…ι」

「だって明日は七夕でしょ。」

忘れてたというような顔をするジン。

そして私は、ジンの前に一枚の短冊とペンを置いた。

「はい。お願い事書いて。」

「………。」

俺が何でこんな物をと言われるかと思いきや、ジンは珍しく素直に応じてくれた。

その素直さが逆に何を書いたのか興味をそそつた。

一生懸命ジンの後ろから短冊を覗こうとしたが、ジンは私に見せないように体を動かして邪魔してくる。

「何書いてるの?」

「秘密だ、秘密。人に見せたら叶わなくなるだろ。」

ぶ〜。
ジンのケチ。

私もジンの隣に座り、短冊を書いた。

今度はジンが一生懸命覗こうとしてくる。

「見ちゃダメ。人に見せたら叶わなくなるでしょ。」

するとジンは少し眉間にシワを寄せて煙草を吸い始めた。



短冊を書き終えた私達は、短冊を飾る事にした。

笹の木は、ジンと同じくらいの丈があり
私には届かない。

ジンは、私に見えないように笹の木の一番てっぺんに。

私は、特殊ライトを当てないと見えないペンで書き
笹の木に飾った。

「ただいまぁ〜☆」

ちょうどベルモットが帰って来たので、私はベルモットとウォッカにも短冊とペンんを渡した。








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