会話文 | ナノ


 北さんの弱点




▽捏造
▽エセ関西弁



侑「なぁ角名」

角「なに」

侑「北さんの弱点てなんやと思う?」

角「北さんの?そんなのないでしょ」

侑「さすがに1個くらいあるやろ!北さんかて人間やで!」

角「けど今まで1個も見つけれなかったじゃん」

侑「せやから一緒に探しに行かへん?」

角「パス」

侑「なんっでやねん!!北さんの弱点知りたないんか?!」

角「それは知りたいけど、そんな簡単に見つかるなら今ごろ苦労してない」

侑「そんな冷たいこと言わんと頼むて角名〜!」

角「例えばペットに赤ちゃん言葉使ってる〜みたいな弱点期待してるから報告宜しく」

侑「はぁ?!おい角名!どこ行くねん!……て、はぁ〜しゃーなし、1人で行くか…」




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侑「ここが北さんのクラスやな…」

ア「…お?侑やん何してんの」

侑「アランくん!シーッや!シーッ!」

ア「?」

侑「今北さんの弱点探りに来てん(コソコソ)」

ア「信介の?そんなんあるかいな(コソコソ)」

侑「せやかて北さんも人間やろ?弱点の1つや2つないとおかしいやんか(コソコソ)」

ア「まぁそりゃ人間やけど……(コソコソ)」

侑「……て、お!北さんおるやん!何してるんや…ろ…………」

北「名前、そろそろ起きや」

「ん〜…、…しんすけ?」

北「そろそろ予鈴なるで」

「んんん、…まだ眠たいねんけど……ふぁ〜、」

北「ぐっすり寝とったなぁ。ヨダレ垂らしとったで」

「え、ほんま?!」

北「ウソ。可愛い顔して寝とったよ」

「なんやねんも〜、おかげで目覚めたわ」

北「ほんならさっさと支度せぇ。次古典やで。ほら教科書と…電子辞書もいるで。あぁせや、予習課題はやってきたか?どうせやってないんやろ、ほら貸してみぃ、見たるわ」

「んふ、信介ありがとう〜」

北「そんな顔で言われたら怒れるもんも怒れんわ、ホンマに…」

侑「………」

ア「………」

侑「あの方はどなたで…?」

ア「…信介の彼女や……」

侑「あんな優しい顔した北さん初めてや…!」

ア「……見方によってはあれは弱点になるんやないか?」

侑「いや、あんな完璧彼氏のどこが弱点やねん……」

ア「……そうか」

侑「……俺帰るわ」

ア「おう……気ぃつけて帰りや……」






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結局弱点なかった北さん。
彼女にはとびきり甘いとかだったら最高



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