書きたい所だけ書いてみる12


黒子テツナ・・・人物崩壊。


「赤司君!!」

珍しい大声と共に男子更衣室のドアが勢いよく開け放たれた。
更衣室の中には着替え途中の部員が数名おり、余りの勢いに驚き開け放たれた入り口を凝視した。
そこには今まで見たこともないような顔をしたマネージャーである黒子テツナの姿があった。
裸状態の男子の身体にも目もくれず、黒子は先ほど叫んだ名前の主を捜す。

「テツナ?どうしたんだい?」

黒子に必死に捜されている赤司は、いつもと違う黒子に驚きつつも通常運転で顔を出した。
その瞬間、空色の目が赤司を捉え、ズカズカと更衣室に入り込んできた。
赤司の目の前で止まると、細い両腕をすっと伸ばし白い手を赤司の首に当て、呟いた。

「赤司君を殺して僕も死にます。」

黒子がそう呟いた瞬間、白い手に力が入り、赤司の首を絞めだした。
突拍子もない行動にその場にいた全員が驚き、首を絞められている赤司本人はなぜだか微笑んでいる。

「テツナに殺されるなんて本望だよ。」
「赤司君ならそう言ってくれると信じてました。さぁ、一緒に死にましょう。」
「て、待て待て!!」

赤司の隣で着替えていた青峰は、今にも殺してしまいそうな黒子の腕を掴み引き剥がして羽交い絞めにする。
それでも赤司の首へ腕を伸ばそうとする黒子を押さえ込み、完全に動きを封じる。

「テツ!ちょっと落ち着け。何があったんだよ。」
「離してください!僕はもう耐えられない!!」
「どうしたんだよ。まさか黄s「それ以上言葉にすると君の後ろを開発します。」やめろっ!!」

青峰はボソリと呟かれた言葉に思わず腰を引き、下半身だけを遠ざける。
黒子は少し冷静になれたのか、抵抗をやめ、体の力を抜いて赤司を見つめた。

「どうして僕だったんですか?」
「仕方ないだろう?レギュラーや他のマネージャーは役に立たない。それに、お前の存在を認めさせる為には教育係が一番だと判断した。」
「そんな判断今すぐゴミ箱に投げ捨ててください!サポートなら喜んでしますから今すぐ誰かと代えてください。お願いします!!」

目に涙を溜めながら必死に懇願する姿は可愛らしいが、本気で頭を下げる黒子の勢いは凄まじい。
赤司は溜息をつき、黒子の頭を優しく撫でた。

「どうしてアイツが駄目なんだい?何かヘタなことでもやらかしたか?」
「そうだったらよかったんですけどね…。完全に懐かれてしまいました……。」
「それはよかったじゃないか。僕の思った通りだ。」
「よくありません!少し前のようなツンツンな態度だったら跪かせてアンアン言わせるという楽しみがあったのに!何ですか?あのイケメン犬は!」

またも爆弾発言をした黒子は周りなど気にも留めずにさめざめと泣き出した。
そんな2人のやり取りを聞いていた青峰も後ろでゲッソリとしている。
黙っていれば清楚で可憐な感じがするのに、口を開けばこうである。
だが、これはまだまだ軽い。まだ、軽い。

「そんなにアイツに懐かれるのがイヤなら、冷たくあしらったりすればいいんじゃねーの?」
「現実はそう上手くいかないんですよ。青峰君がよければ譲ります。だから縛るなり甚振るなり掘るなりしてください!」
「掘るなりっていうなっ!ていうか全部ヒデェー!!」

叫びながら通常運転で爆弾を投下していく。

「僕は…イケメンを跪かせたいだけなんです!」
「…もう充分跪いてるんじゃないのかい?」
「違いますよ!あれは純粋な『犬』であって、僕が欲しいのは下僕的な意味の『犬』なんです!」
「だからあれも下僕だろ?」
「やっぱり君の後ろは開発しなくてはいけませんね…。用意しないと…。」
「やめろおおおおお!!お前はもうしゃべんじゃねー!!」


つづかない!
ただドSで女王様なテツナちゃんが書きたかっただけなんです!
そうさせるのはテツナちゃんであって、私に罪はない!!




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