書きたい所だけ書いてみる10


帝光バスケ部にて


「テツ〜〜あち〜〜〜」
「それは僕の科白です。ていうかいつまで人の胸を揉むつもりですか。」
「ケチケチすんな。俺が協力してやるって。」
「生憎ですが僕は男です。」

巨乳好きとは言っていたが、ここまでくると可哀想になるなと黒子は心の中で呟く。
大きな手で両方の胸を揉まれながら、問題もなく水分補給をしていると少し離れた場所から大きな声と足音が近づいてきた。

「青峰っち何してんスか!大胆にも程があるっスよ!!」
「うっせーな。テツのおっぱいがデカくなるようにしてんだよ。」
「だからって休憩の度に揉みしだくみたいに!うらやましいっス!!」
「黄瀬君は一度死んでください。というか、くだらない事を言っていないでこの手を剥がしてください。」

黒子を挟んだ前後で2人がギャーギャーと言い争っていると、離れた場所にいた3人が集まってきた。
黒子を囲うように集まり、赤司が青峰の片腕を掴む。

「お前はまたやっているのか。そんなにペナルティが好きならば特別枠を設けようか。」
「いや、それは遠慮しとく。でもさ、おっぱいがデケーのってアコガレルだろ?」
「僕に同意を求めるな。お前は胸が大きかったら誰でもいいのか?」
「そうなのだよ。最低極まりない発言だ。」
「青ちんさいてー。」

新たに集まった3人に貶され、さすがに手を止めるだろうと思ったが、青峰は諦めず手に力を入れる。
その態度に囲っている皆は呆れ、黒子から青峰を引っぺがそうと黒子と青峰を引っ張った瞬間、黒子の胸にある突起に青峰の指が触れた。

「あっ…」
「「「「「え?」」」」」

黒子は思わず声が出たのか、頬を染めながら掌で口元を覆った。
その咄嗟の行動が更に色を引き出し、周りを囲っていた4人と後ろにいた青峰は固まる。
固まったまま目を見開き、黒子を見つめ続けてはいるが、脳内は荒れ狂っていた。
今聞こえたのは正しく喘ぎ声というもので、この年の少年たちには刺激が強すぎる。
聞いたとしても精々大人のDVDくらいだろう。
すると、今まで固まっていた5人が勢いよく座り込んだ。

「…どうしたんですか?」
「「「「「……」」」」」

黒子はまだ恥ずかしいのか、少し頬は赤いが顔は無表情に戻っていた。
静まり返っている周りを見るが、反応は一切返ってこない。
だが、一言誰かが呟いた。

「やべ…起った……。」



fin

なんという下ネタ!
いや、これだとまだまだ軽い方か。
そう思ってしまう自分はもうダメですか?




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