2009/07/23 20:04
過去拍手@

過去拍手@


BA☆ナナのロックオン先生と園児たちです!後ろにもなんかいます。



1期のロク刹です。
甘々で2人の世界です。
OKという方は↓へどうぞ。





「なぁ、刹那は何が好きなんだ?」

唐突の質問に沈黙で返すと、ロックオンは焦れた子供みたいに「なぁ!って」と顔を覗きこんできた。
覗き込んできた顔が幼すぎて笑えたが堪えて「さぁ」とだけ返す。
その返答が気に食わないのか、顔をしかめて更に質問をしてくる。

「いつも食ってんのはリンゴだよな?リンゴ好きなのか?」
「キライではない」
「んじゃ好きなのか?」
「キライではない」

そんな繰り返しで最後の質問だと言われ見上げ、満面の笑みで見下ろしているロックオンを凝視した。
この悪戯が好きな子供の顔をするときはいつも、何かしら企んでいる時のもの。
嫌な予感がし、その場を去ろうとしたがロックオンの手が俺の腕を掴んで引っ張った。
勢いづいてそのままロックオンの胸に倒れこむと、頭の上から嬉しそうな声で質問をしてくる。

「それじゃあさ、刹那は俺のこと好き?」
「……は?」
「だから、俺のこと好きかって聞いてんだよ。好きだよな?」

やはりとは思ったが、これ程までに独占欲丸出しもどうかと思う。
しかも、みんなの前でこの行動はいかがなものなのだろう。
苦笑いを見せているアレルヤに助けを求めるため、視線を向けるが苦笑いで返された。
他のクルーにも視線を向けるが、みんな見て見ぬ振りをしてその場を立ち去ろうとしている。
俺は溜息をついて俺を抱き締めている男の腕を掴み引き剥がした。

「あっ!まだ質問に答えてねーぞ!」
「いつも言っているだろう。そろそろしつこいと俺にも考えがある」
「せ、刹那!嘘、嘘だって!!」

機嫌を損なったと焦ったのか立ち去る俺の後を急いで付いて来た。
「ごめん、ごめん!」と慌てふためく大人を横目で見て楽しんだ。

「ロックオン、目を閉じろ」
「え?」
「いいから、目を閉じろ」

行き成りのお願い(命令)に驚きながらも目を閉じるロックオンを一瞥して、頬に口付けを落とす。
そして、離れる瞬間に呟いてそそくさとその場を去った。
恥ずかしいが、言葉で伝えなくてはならないことくらいは知っている。
だから、少しくらいの悪戯は許してほしい。

「……せ、せ、せぇーつなぁああぁああ!!!」





今度はお前が俺を抱き締める番だ。ロックオン。




〜fin〜

獅柳作のロク刹でした。
甘々を書くのは苦手ですっ!!
どうしてもロク刹には幸せになってほしいので…。





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -