SpecialShortStory
ありがとう - 2
〜S side〜
あなたが、そのままのあなたでいてくれた事が、嬉しい。
あなたが隠して来た過去。それを知った時、確かにびっくりはしたけど気味悪く思ったりはしなかった。
ただ、あの時のあなたは。
今にも消えそうな程、哀しそうで。
自分の事を化け物だ、と叫ぶあなたは救いを求めているように見えて。
私は、あなたがどんな人間であろうと。どんな過去を歩んで来ただろうと、関係ない。
今はまだ友達の好きと伝える勇気しかないけど、必ず私の本当の気持ち、伝えるからね?
今は、あなたが過去を乗り越え、強くなっていくのを見ていたい。邪魔には、なりたくない。
ブラックを護ってきてくれた全てのモノに。
ありがとう
- 3 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
【戻】