SpecialShortStory
Sweet Honey. - 3
「何やってんのよアンタ達」
「「!!
リリリリリサっ?!」」
入口の扉に呆れ顔で佇む、リサ。
その隣には口をあんぐりと開けたテッド。
「あのねぇ……、イチャつくなら部屋でやんなさいよ。部屋で」
「イ、イチャつく?!」
「様子見に来たけど、邪魔みたいだから行くわ。ちゃんと片付けときなさいよ? 行くよ、テッド。
……テッド?」
口を大きく開けたまま、動かないテッド。
好きな子のこんな姿、見たくないよね……。とリサの心がチクンと痛んだ。
その瞬間。
「初心者なのに……生クリームプレイ………」
「―――は?」
とんでもない事を口走りやがったので、頭を殴り付けて部屋から引きずり出してやった。
残された二人は、気まずそうに互いを見た。
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