「なんかハレンチって言われると物凄くえっちなことしてる気分になって卑猥な気持ちになるよね、え、わたしだけ?うそでしょ?本来破廉恥はえっちな事を指すだけでなくただ恥知らず、恥を恥とも思っていないことという意味があるときいてるけど性的に大胆みたいなイメージが勝手についててハレンチってきくと必要以上に卑猥なモノ見てる気持ちにならない?パウリーも主にそういう意味で使ってる感じするし。ハレンチってきくとハレンチな気持ちになる不思議。パウリーがハレンチっていう度に背筋がぞくぞくして居心地悪くなって卑猥な気持ちになる。えろいなパウリー」
「何の話だ!」
「パウリーが私のハレンチな気持ちを促進させてくる話」
「言いがかりつけんな!!」
朝、大発見をしたと1人で大はしゃぎして騒いで最終的にルッチにどつかれていたナマエを目撃した俺は、今日のナマエには絶対かかわってはいけないと悟り一日奴から逃げようと試みた。
が、たった今捕まってしまい、マシンガンみたいにハレンチの持論をかまされた。よくわからないが、これはセクハラになるんじゃないか。
さり気なく後ろに下がって距離を取るとナマエは何がそんなに嬉しいのかものすごく嬉しそうにつづけた。
「破廉恥促進委員会」
「だまれ最低だな」
「よっ委員長!」
「あ!?誰がだ誰が!!」
「わっはなせパウリー!その縄で縛り上げたあげく私に乱暴するつもりね!エロ同人みたいに!」
「なっ…やめろ大声でハレンチだ!」
「きゅん」
「きゅんじゃねェよ馬鹿女!」
「馬鹿女…だと…傷ついた。ねえカリファちゃんにアイスバーグさん、今の確実にモラハラだよ!たすけて」
いつの間にか近くにいたアイスバーグさんとカリファに助けを求めたナマエの襟首を掴み軽く上に持ち上げると苦しそうにして腕をバンバン叩かれる。しかしナマエは貧弱なのであまり痛くなかった。
アイスバーグさんとカリファは、うるさいナマエに向かって静かに告げた。
「セクハラです」
「セクハラだな。やめてやれナマエ」
「ぐぇ、だよね!ん?…えっ…わたし?」
まじでか、私が委員長やっちゃう?
どうやらナマエは全く反省していないらしい。このままルッチにもう一度どついてもらうことに決めた。
140531
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