What's happening?

今日の食堂はとても混んでいる。
一週間ほど前に来た転入生と生徒会役員と風紀委員長&副委員長その他イケメンが来ているためだ。

親衛隊が親衛対象を見たいという欲望と親衛対象から転入生を引きはがすために集団で来ているからこんなに混んでいる。

そして俺はオムライスを食べるため。
今日夢の中に神様が出てきて言ったんだよ、オムライス食べろって。いやマジで。本当。嘘じゃない。

注文して運ばれてくるまで待つ。
そう言えばここ役持ち専用スペースの近くなんだよな。親衛隊に睨まれるかなぁ。
でもここしか空いてなかったし。それに今更動くのはウエイターに迷惑をかけてしまうだろう。
文句言われたら変わればいいかと思って一度上げかけた腰を下ろす。

ああ早くオムライス来ないかなぁ・・・

「おい!!」

オムラーイスー、半熟卵がとろとろしててそこにデミグラスソースが、うおおお食べたい!!

「おい、聞いてんのかお前!!」

なんだか煩い。てか俺に話しかけてるのか。
無視して悪かったなぁと視線をそちらに向ければお隣に住む倖姉さんが言ってた王道毬藻君がいた。

「あ、ごめんなさい。ちょっと考え事してて」

「仕方ないな!!許してやるよ!!で、お前の名前は!?」

「え!?鹿いない?夕張メロン?デュオの生絵馬?」

「・・・・・は?」

やばい、またやっちまったぜ!てへぺろ!!
俺は自他ともに認める難聴だ。本当に何言っているかわかんないんだよ。
大体は聞こえてるんだけどたまに変な風に聞こえて聞き返すと馬鹿にされる。
やっぱり今度の誕生日プレゼントは親に補聴器を強請ろうかとけっこうまじめに思案中なのだよ。

「えと・・・俺耳悪くて、さ」

また余計なことばかり考えて周りが騒がしくなったことと生徒会会計にすっごい見られていることを知らない。
そんなことより言い訳しなきゃと慌てて言う。

「そうなのか!大丈夫か?」

「掃除なのは!?」

大丈夫の部分は聞こえたんだけど・・・ていうか、なのはって某魔法少女のあれ?なのはが掃除するの!?
ちなみになのはもお隣に住む(以下略)に教えてもらって何気に一時期はまったことがある。

「だからお前ボーっとすんなよ!!そうすればちゃんと聞こえるはずだ!!」

「ダ・カーポ!?お前ボート擦る?ソースレバーち●こキッコーマン!?」

何この人、美少女ゲームとかアニメ好きな人!?そのうえち●こって・・・やだ下品!!

そして転入生は言っていない、むしろ下品なのはお前だというつっこみを心の中でする現場に居る人々。
実際にいう勇者は・・・

「貴方、さっきから何を言っているのですか?」

「アナル!?さつきからナニを弄りだす!?・・・ちょ、下品ですよ副会長」

「下品なのは貴方です!!」

「なのははもういいからっ!!」

「何の話をしているんですか一体!!」

は、やっちまったぜ!!キラッって感じ?使い方違うよねいろいろ(笑)
てか今さらだけどこの人たち生徒会さんじゃないですか!!AHAHAHAHAHAHAHAHA、全く持って笑えない。
周りの親衛隊さんたちが何故か呆然としているのが不思議だが。ああ、親衛対象のあんな下品な姿見たくなかったのか(違う)。

とにかくどうにかしようと、何もできないけど、何とかするんだよ。
もう支離滅裂って言うかもう思考が上手く回らないって言うかどうしよう。

「とにかく、僕の風真に近づかないでください!!」

「父ちゃん、ぼったくり風船痴漢塚ナイン管サッチー?」

もうこの人と会話したくない!!
いっつも生徒総会の時とか集会とか寝てたからこの人たちの言葉が理解出来ないってことすら今まで知らなかった。

やべーよー。どうすればいいんだよー。

それに対しこっちが頭抱えたいよと嘆く周囲であった。


What's happening?
I don't know.

当事者だけが知らない




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