1 今日も今日とて紅の為に料理を作り、共に食べればお茶を飲んでまったりタイム。 紅は雑誌を読んでて、俺は俺で好きな料理番組があったので見てるところだ。 メモをとったりその番組の公式ホームページでは毎日料理の裏ワザなど書かれたページが更新されるのでそれをインターネットで眺めたり。 いい意味で空気なこの空間はやっぱり心地が良くて。 知らずに笑っていた俺を不思議に見る紅が居てちょっと恥ずかしかった。 「もうこっち見んな!」 「俺が何処見ようが勝手だろ」 「そうだけど、雑誌呼んでろ馬鹿!!」 「・・・俺は今血が飲みたいんだ」 どうやら紅は俺の血が飲みたくてこちらを向いたらしい。 ってことはやっぱいきなり笑い出した俺が悪かったってことか。 「はいはい、どーぞ」 そうゆう気分にお互いなれば、すぐにシャワーを浴びてベッドへご入場。 とは言え、そこまでが長いのが俺らのようでまるでただ寝るかのようにその大きな体に包み込まれ、事後のように吐息を混ぜた声で囁きあう。 まったく疲れているわけでもないが、これから先の行為を特に期待するわけでもない。 いや、期待していないわけでもないが相手に対して欲情したのだ、恋人で発散することの一体何が悪いと言うのだろう。 気持ちいいことが好き、愛を感じれることが好き、相手が自分に対して欲を抱いているのがありありと実践込みでわかるのが好き。 でも別に毎日ヤりたいわけでもない、時々するから特別なのだ。 「紅?しないの?」 「するに決まってんだろ。でも、透ってやっぱり抱き心地がいいからな」 つい、と笑う紅はなんだがいやらしいことをこれからすると言うのにとっても無邪気な笑顔で、その背徳感すらきっと快感へと繋がっていくのだろう。 互いに顔を見合い、夜の雰囲気に合わない笑顔を浮かべて、紅からそっとキスがくる。 それは本当に軽いもので、何度も何度も重ね合わせる。 深いキスは息がまだ上手に出来ないので程々にって言ったら仕方ないなって言ってくれたのは何時の頃だったか。 忘れるぐらいにはこの行為も重ねてきたはずだが、やはり心拍が凄く上がる。 初めの頃は高められすぎて眩暈がして意識を飛ばすことは何度もあった話しである。 剥ぎ取られていく衣服を眺めながら、晒されていく素肌には無数の赤い痕がある。 前回付けられたソレだが、痕が残りやすいのか前々回のも薄らと残っている。 紅は痕をつけるのが好きらしいから自由にさせてるけど、あまり消えない上にまた新たなものを付けられていけば、何時の日か全身真っ赤になるんじゃないかと不安になるぐらいには幸せだ。 俺を脱がせ終わると紅は今度は自分の服を脱ぎ始めると綺麗な肉体が見えてくる。 相変わらずバキバキに割れた腹筋は本当に羨ましいものだ。 見惚れて・・・うん、見惚れていると笑いながら俺の素肌へ手を伸ばしてくる紅。 「なんか乳首みてーだ」 「ばっ、アホだろお前!」 胸元にあったその赤い痕を指で触れる紅は変な、馬鹿なことを言う。 こんなに乳首があったら怖いだろ、なんかの本で読んだ妖怪の百目みたいじゃないか。 実際にはそんなに痕がなくても、腕や脹脛など露出のするところにはついていなくても、ちゃんと服で隠せると言われても恥ずかしいものだ。 「どれが本物だろうな?」 「・・・紅が親父臭い」 「男なら誰でもそうだろ」 「俺だって男だ!」 おかしそうに声を上げて笑われて、むくれるけどこんな馬鹿な話をしながらの行為はある意味ゆっくりと話をする時間としても活用されている。 それにこのぐらい話していないと緊張で口から心臓が出るかもしれないから、むしろ良かったと思うぐらいだ。 「そりゃ、コレついてるしな」 「いっ、きなり揉むなエロ親父!!」 「・・・どんどん固くなってるけどな」 「んぅ・・・うるさいっ!」 「気持ちいいだろ?俺もだから安心しろよ」 腰に、俺と同様に固くなってきた紅のアレがあたる。 まだ完勃では無いのだろうけど、元々の大きさが違うのを思い出して顔が赤くなる。 くだらない小さな口論はまだ続いてるけど紅の手の動きは止まらないし止めない。 息が荒くなっていき、刺激され続けてる俺のモノは蜜を零し始める。 羞恥や様々な要素が絡み全身が異常なまでに熱を発し、季節はそんな暑くない時期なのに、本当に困ったものだ。 互いのモノを重ね、紅の大きな手が扱き上げる。 俺はまるで風邪をひいたときのような寒気や熱に浮かされた体が震え、それに耐えるように俺はただ自分の体を抱きしめることしか出来ない。 「あっ、やぁ・・・ッ!」 「お前もそこそこ大きいよな」 「うっさ、もぅほんと、親父っぽいなっ!」 「面白い、だろっ」 そうしている間にも高められた熱は爆破寸前で、まだまだ余裕と思われる紅を悔しい思いで見てみると、意外にも眉を寄せている表情に少し気が抜ける。 その瞬間に一層強く扱かれればあっと言う間もなく衝撃が訪れて下腹部が白濁のもので汚れていくのを呆然と見るしかなかった。 「ハァ、ハ、こぅは?ま、だでしょ?」 「あんま可愛いいこと言うな、俺はお前に下の方で咥えて貰ってイきたいんだよ」 「紅のへんたい、大好きだ」 「俺も好きに決まってんだろ しおり |