ネタバレ | ナノ


【紅舞】朝日は昇る

太玲編(1980年頃)

ある日、高校生の太郎は、桜の木の下で美しい少女を見付ける。思わず声を掛けるが、少女に逃げられてしまう。

翌日、太郎の教室に転校生がやって来る。それは昨日、太郎が桜の木の下で会った少女だった。名前を「玲子」というが、どこか訳ありな空気を纏っていた。
それから、すっかり彼女に惹かれていた太郎は、自然と目で追うようになる。そして、玲子が全く笑わない事、周りと故意に壁を作っている事に気付く。

疑問に感じた太郎は玲子に接近するが、玲子はそれを酷く怖がった。



・太郎がなぜ帰宅部なのか玲子が聞いたり、親友がそれを現実逃避しているだけだと指摘したり…



・一人で帰る事が多くなった玲子は柄の悪い連中に付け狙われ…(ラスト)
→柄の悪い連中に誘拐された玲子。異変に気付いた太郎は玲子が誘拐された倉庫を見つけ出し、体を張って玲子を救い出す。親友は既に警察を呼んでいて、連中は全員捕まった。

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★玲子の秘密
前の学校でのいじめと暴行未遂事件のせいで心を閉ざす。
玲子は美人で成績優秀だったので、周りの女子から妬まれ、無視されたり陰口だらけの生活を送っていた。

そんな生活の中、ある日の帰り道、いかにも柄の悪い他校の男子生徒らに目を付けられ、誘拐からの暴行されかける。
たまたま通り掛かったお巡りさんに見付かり、未遂に終わったものの、この一件で玲子の心は砕け外出が出来なくなってしまう。

玲子の事を心配した両親は話し合い、別の土地へ引っ越す事に決めた。
玲子が外へ出る際は必ず小夜が付き添ったりして、何とか学校へ通えるようになった。

しかし、いじめの件でクラスメイトとは全く関わりを持たず、男性は周りに誰か居ない状況(二人きりとか)だと、パニックになってしまう。
そこへ現れるのが太郎だが…?

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