まさかの嫁宣言

おはこんにちばんわ。

昨日はなんとか体力が保ったわ…ツッコミの。
いや、だってあれ
テニスじゃないやろ。

蔵ノ介はともかく、

謙也は分身するし、
銀さんは人間兵器みたいやし、
一氏は芸人目指せっちゅー話しやし、
小春は頭良すぎて最早神やし、
金ちゃんは同じ人と思えん動きするし、

なんやねん。
怖いわ。
こんなにツッコミの力を試されたことはないわ。

ほんまないわ。

今日も部活あるし…
おっとろしいわ。ツッコミ地獄の始まりやな。
日記の名前変えたほうがええんちゃう?
奮闘記やあらへんわ。ツッコミ修行や。

ま、ええわ。

昨日は着替えるの遅くなったから部活に遅れてしもたけど、
今日はブラウスの上からジャージを着るっていう荒技を使ってみた!
これで人がおっても着替えれるからアイツらよりも早くつく気がするで!

さて、荷物もまとめたし行くか!
20分まえか…イケる!!

スキップで向かうと、まだ1、2年と銀さんと金ちゃんと小春と一氏しかおらんかった。

(ほほう…アイツらまだ部室やな!)

どのみち荷物を部室に持っていかなくてはならないので部室に向かう。

予想通り、部室の中からは蔵ノ介達の声が聞こえてきた。何話しとるんやろ?

ガチャり、

「よう!おまいら!マネージャー様の到着やで!」

ドアの向こうには着替えてる途中の蔵ノ介と謙也と光くん、もう練習に行くところだった健ちゃんがおった。

謙「な、なななっ!なに勝手に開けとるん!お着替え中やで!」
蔵「まさか襲いに来るとは…大胆やなぁ自分」
「あほか!お前らの裸見て何がおもろいねん!」
健「俺は先に行くで」
「いってらー!」

出ていく健ちゃんを見送り、室内に入る。

あ、この一瞬の間に着替え終わらせたな。…蔵ノ介以外。

謙「浪速のスピードスターは着替えるのも速いっちゅー話しや。」
「いや、私より遅かったよね。」
光「やっぱ部活前はぜんざいに限るッスわ…」
「財前がぜんざいってややこしいわ。」
光「いいやないですか。人の好物にケチつけんといて下さい」
「うわ。昨日とは一変してツンやな!…あぁ、今日はポニーテールやからか?」
光「べ、別にそんなんじゃないですわ。」
「ツインテールにしたろか?」
光「か、勝手にしたらええんとちゃいます?」

なんやこいつ!目線合わしてくれへん!
可愛すぎるやろ!照れとんのかいなぁぁああ!!

光「な、なんですか急に!頭撫でんといて下さい」
謙「何後輩にセクハラしとるん。」
「かわええ!!もう光くんはもろたで!嫁に!」
謙「おーい。昨日あれだけ自分が女やって言い張っとったやん。」
蔵「え!俺は!?俺は貰ってくれへんの!?」
謙「落ち着け白石!お前はどっからどう見ても男や!貰う側や!」
蔵「せやった!じゃあ、俺は梓捺をもr…」
「ぜんざい美味しいかー?」
光「…おん。」
「おっしゃ!したら今度私が美味しい甘味処に、連れてったる!」
光「……ほんまに?」
「ほんまやでー♪」
蔵「無視すんなや!」
「うるさい変態抱きつくな!なんで上、着とらんねん!見せびらかすなや!」
蔵「ええやん、エクスタシーやろ?」
「お前がな!」
光「部長、セクハラはアカンっすわ。」
謙「うわ!財前が懐きよったで!」
「えへへへ!げっちゅう☆」
謙「親指たてんなや!なんか古いわ!」

あれ?私つっこみ担当のはずなのに。
光くんの可愛さにやられてボケてもうた!
あ、時間が。

「光くん!謙也!部活開始5分前や、そろそろ行くで!」
光「ご馳走さまでした」
「ええこやなぁー!」
謙「よっしゃ!今日も元気に頑張るで!」
蔵「ちょいまちぃ!なんで置いていくん!?」

既に着替え終わっていた光くんと謙也を連れて部室を抜ける蔵ノ介も少し遅れてついてきた。
…めちゃくちゃ物が倒れた音とかしたけど、どんだけ急いどんねん。

立ち止まって振り向くと(やっぱり)白石がおった。
…髪の毛ぐちゃぐちゃやん。珍しい。

「はぁ…ほら、ちょっとしゃがみぃ」
蔵「?なんでや?」
「髪直したる。届かんからしゃがめぇ言うとるんや」
蔵「お、おん。」

蔵ノ介は頭を下げるようにしてきた。
両手ですくようにといて整えてやった。

「ほら、できたで。」
蔵「お、おおきにな!」
「なんで照れとんねん」

パシっ

蔵「自分が滅多なことするからや!」
「私だっていつも冷たいわけじゃないわ!」

ほんま。失礼なやっちゃ。

蔵「…ほな、練習はじめてくるわ。」
「行ってきぃ、部長が行かな始まらんで?」

蔵ノ介を見送る。そして部員全員で軽い準備体操をしだした。
たしか今日はランニングのタイム測るんやったな…
って、あ。
ストップウォッチ部室や。

小走りで部室に向かった。

「えーと、ストップウォッチー…あった。」

よっしゃ戻ろうと思って思いっきり扉を開けて飛び出すと

ドンッ!

何かに思いっきりぶつかった。
けつ地面に打った。痛いー。けつ平らになったかも。
鼻も打った。痛いー。折れたんちゃうかなー

千「あー…マネージャーさんね?悪かったばい。どこも怪我しとらんね?」
「千歳くんか、大丈夫やで。…よいっしよ。」
千「千歳でよかよ。君付けられるとムズがゆい」
「じゃあ私の事は梅こぶ茶でええよ。」
千「なんか名前長いことなか…?」
「偽名って気付こうか、うん。梓捺でええよ!」
千「いい名前やね、そう呼ばしてもらうたい。」
「おん!って、あ!そろそろランニングが始まるわ!もう行くな!千歳!はよ、着替えてくるんやで!」
千「分かったばい」

ヤバいヤバいヤバい。体操終わったみたいや!
蔵ノ介にまた怒られてまうっ!

「すまん!遅れた!」
蔵「なんかあったん?」
「あ、え…千歳が丁度今来たんや」
蔵「そか。千歳は体操したあとに自主練させて待たせといたらええで。いつもそうしとるからな。」
「分かった…って、怒らへんの?」
蔵「俺やって、優しいところあるんやで?んじゃ、始めるでー!」
光「…めんどくさ」
蔵「基礎体力付けんことにはいくらテクニックあっても宝の持ち腐れやで?んじゃ、タイム測るから12分以上かかったやつは、今週はずっと基礎体力付けるトレーニングや。」
謙「ま、スピードじゃあ誰にも負けへんっちゅー話しや。」
光「謙也さん、これ勝負やないですよ」

「はーい、じゃあ行くでー!いちについて、よーいドン○ホーテ!」

ズコーっ

「コケさしたモン勝ちや!」
光「やから…勝負とちゃいますって…」

そんな感じで今日の部活も楽しく始まって楽しく終わった。

ちなみにランニングでは
一番、謙也
二番、蔵ノ介
三番、光くん

って感じやった。
レギュラーは全員10分以内にはついてたけど
金ちゃんは途中で迷子になるし、
一氏と小春は手ェ繋いで走ってくるし、
謙也は「はははは!スピードじゃ俺には誰もかなわへんなぁ!」とか大声で言いながら走ってくるし
まともなのあんまりおらんよな。この部って。


まぁ、そこがええんやけどな!

今日もおもろかったわ!

ではでは、ぐんない!



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