ふわふわgirl
俺には好きな子がおる。
仲良くしてもろてるんやけど、なんかふわふわしてんねや、その子。
『ねぇねぇ、今日の朝また洗顔と歯磨き粉間違えちゃったー、寝起きはよくないねー』
あははっ、と笑う彼女は友人といつもこんな会話を繰り広げている。
『あ、謙也くんおはよう!』
「おはようさん。華ちゃんは今日も元気やなー」
『うん、朝ご飯食べたけどもうお腹空いちゃった!』
ほら、話が噛み合わない。
せやけど惚れた弱みと言うのか全てが可愛らしく見えてしまう。
白石にはどんだけやねんって呆れられたけど、かわええもんはかわええんやから仕方ない。
そんな俺はずっと告白出来ずにおる。
恥ずかしいし、もし断られたら立ち直れへん…
ユウジにはヘタレヘタレて言われる。
ヘタレちゃうし!ただ恥ずかしいだけやし!ユウジに羞恥心っちゅーもんは無いんか!
そんなこんなではっきりしない毎日を送っとります。