一氏「謙也、謙也起きんかい!」
謙也「もう少し寝たい・・・」
一氏「起きろゆーてるやろがぁ!!!!」
べっし!!!
謙也「ぐふっ!なにするんユウジ!」
一氏「雨降ってきたからその、濡れるやろ!!お前が小春なら優しく木の下にでも運んでやるけどな!!あああ俺の小春は大丈夫やろかぁー!!こはるぅー!!!」
謙也「お、おおきに、なんや見苦しいけどな・・・」
一氏「うっさいわ、っていうかほんまに雨やまんわー・・・今日は蜜柑箱なんやな。」
謙也「んー?あぁ、前は林檎やったわ・・・」
一氏「白石と光は大丈夫やろか?」
謙也「んー、まぁなんとかやっとるんとちゃう?千歳は死んだ思うけどな?」
一氏「まぁ確かにあいつら外見だけならええんやけどな。千歳は死んだな。」
俺らは最初、普通の人間やったんやけどな。いつの間にか動物にかわっとってん。
で、女の子(年齢は関係なく)にキスされると人間に戻ってまうんや。ほんとはキスとか小春以外に許した無いねんけど人間と動物だったら力の差が歴然やんか。俺は大型か中型か分からんけど人間ほど力無いねん。んで調子のってキスされてもうてあぼんや。
そんなペットキッショイやろ?
せやから捨てられんねん。
ざあざあと降る雨は勢いを増し、気分もだんだんブルーになっていく。
はよ誰か拾てくれへんやろか・・・
次はようわからん子やのうて可愛い女の子がええわ・・・
100330*紅羽