今日はココアをケージに入れて猫ちゃんをバスケットに入れて病院。
二匹の健康診断みたいなもんやな。
結果は二匹とも健康で特に異常はないそうだ…ほなら、なんで猫ちゃんは左前足に包帯なんかしとるんやろか…
包帯を取ろうとするといやいやって暴れよるし…
まぁええか。とにかく、それも終わって家に帰って来たんやけど、なんか猫ちゃんがめっちゃ甘えたでかわえぇ……///
゙にゃあー(なまえーなまえー)゙
すりすり
きゅーん
『かわえぇ…///』
ぎゅむーと抱き締めると美しい毛並みが頬に柔らかな刺激となって主張する。
"わんわんわん!!!(なまえ!なまえ!俺も!)"
『よしよし、ココアもなー、二人して今日はどないしたんやろなー?』
ソファーに座って二匹を抱きしめるなまえは幸せそうに笑って俺たちを撫でてくれた。
そんな幸せもそこそこに、なまえのケータイが空気を読めずに鳴りやがった。
・・・どう落とし前つけるつもりやねん・・・
『ん?林檎姫からだ・・・なんだろ・・・?ピッ はい?』
(もしもしー?なまえー?今アンタの家のある方に来たんやけど迷てしもて・・・アンタの家すら分からんからもうヤバいーちょっと助けてくれへん?)
『え、林檎姫どこに居るん?』
(んー?近くに○×会社っちゅーんがあるけど・・・)
『ほなそこで待っとって?』
(おん、堪忍なー?)
ピッ
『ごめんな、猫ちゃんにココア。ちょっと友達助けてくるわ・・・なんや迷子になってもうたみたいやねん・・・』
俺らの頭を撫でながらなまえは謝罪をしてケータイとサイフだけ持って家を出た。
"わんわん!くぅ〜ん・・・(ええ!?ちょ、なまえ〜・・・)"
"みゃー・・・(またお預けくらったぁ・・・)"
100515*紅羽