『謙也くんおはよう!』

「おおお!?おおっおはようさん、ななんや、今日は早いな?」

『うん、今日日直当番なんだー』

「そら大変やなー」


今日は日直なのでいつもより早く家を出ました。十五分前行動だよ。うん。


それにしても謙也くん、なんだかすんごい動揺してるし、なんか一人になりたかったのかなぁーなんて・・・

私は忍足謙也君が好きです。でも、告白できずにいます。
何故って、多分振られるし。この友好的な関係が崩れてしまうかもしれないならば言わなくていいかなって、思ったんです。

私は日直の日誌を取りに職員室へ行った。謙也くんが俺もテニス部行くから一緒に行こうやって誘ってくれたので1階まで一緒に移動した。
好きな人と一緒に移動が出来たり、何気ない会話が出来るのってすごい幸せだと思うんだ。


『あ、じゃあ部活頑張ってね!』

「おう、名前もな!」

なんか、新婚さんの朝みたいだな・・・なんてね!!
おもわず謙也くんを見送りながら笑みがこぼれた。
そこをオサム先生に見られとって、「なんや新婚さんみたいやな?」なんてからかわれた。
オサム先生!私も同じこと考えてました!!











『謙也くんおはよう!』

いきなり頭ン中で想像?妄想?しとった人物の声が、っていうか名前呼ばれて挨拶されて俺の動揺はそら激しかった。

「おおお!?おおっおはようさん、ななんや、今日は早いな?」

『うん、今日日直当番なんだー』

「そら大変やなー」


今日名前が日直当番なんて知ってる。やから部室に行かんと教室で待っとった。
名前は気付いとらんみたいやけど、俺は名前が好き、や・・・
あーあかん顔絶対赤い・・・

日誌を取りに行くと行っていたので一緒に1階まで降りた。



『あ、じゃあ部活頑張ってね!』

「おう、名前もな!」


なんや、新婚さんの朝みたいやんな。なんて考えたら顔熱なってしもて、(まぁ恥ずかしさが手伝った事もあるんやけど。)いつもよりスピードを上げて部室に飛び込んだ。


「ししし、白石!!」
「ちょお謙也さん、もう少し静かに入って来られへんのですか?」
「なんや謙也、お前遅ない?俺と小春のラブラブ出勤より遅いて・・・浪速のスピードスターが聞いて呆れるなぁー」
「ユウジは黙っとけや!!!」
「謙也、俺に用事あるんとちゃうん?」
「せやった!ユウジなんかにかまっとる暇なんて無かったわ!!
さっき名前ちゃんと話せた!!ほんで、ほんで、ちゃんづけせんで呼べたんや〜!!!」

一同「「「「普っ通やな(わ)(っすわ)ー」」」」


「因みにどんな会話したん?」

「か、会話・・・!?嬉しすぎて前半忘れてもうたけど

『あ、じゃあ部活頑張ってね!』
「おう、名前もな!」

って別れるときに」












新婚かっ!!








(お前らなぁ・・・)(なんや、聞いて損しましたわ。)(お前らより俺と小春の方がラブラブやもん!な、小春)(・・・え?なんか言うた?聞いてへんかったわー)(小春ぅぅぅぅうう!!!)(謙也、もう告れや。)(はぁ!?振られたらどないするん!!??)(なんとかなるやろ・・・)(ユウジ!誰が侑士のモノマネせぇって言うたんやー!)(謙也さんほんまヘタレすぎっすわ。好きな女にそない奥手でどうするんスか。)(財前は強引に行くタイプなん?俺はジリジリ攻めて逃げ場無くして最後にぱくっと行くタイプやわ)(俺はツンされても好きやで小春ぅー!!!)(一氏うっさいねん!!!)((え、俺って奥手なん・・・?))









100527*紅羽
白石と光は謙也とヒロインの想いを知ってて面白がってます。そして隙あらばモノマネしたりと忙しいユウジ(笑)・・・・ごめんなさいorz←
久しぶりの短編をテスト期間中に書くという・・・w
このやる気の無さ!!w
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