悪魔設定
■性欲魔（ラストバス） 中級〜
色欲の悪魔アスモデウスの眷属。人間達の性交の時に生じる強い感情と快感が寄り集まり、悪魔化したもの。陶器のような女体と不気味なほどに研ぎすまされた表情の仮面のような顔で、下半身は恐ろしい触手が生えた。「虚無界で最も美しい姿」をしているらしい。性別を越えた存在であり、性欲を司る。変身能力を使い、普段は様々なものに化けている。本来は人間の性交を見守る立場だが、自らもその甘い快感を味わいたくなり、力を半分に削いでまで男女の悪魔に分裂した。
■色魔（サキュバス） 下級〜
性欲魔（ラストバス）から分裂した片割れの一人。女の性別をした悪魔で、人間らしい感情を持っている。男の精気と欲望を食べる悪魔で、性欲魔の時から継いだ変身能力と、人の脳裏をのぞく力を持ち、相手の脳内をのぞいて相手の理想の異性の姿に変身し、交わる。相手が眠っている状態だと食事がしやすいらしい。性交をするだけであり、悪影響は与えないので騎士團側もそこまで重視するほどの悪魔ではないが、いざ祓おうとすると素早く姿を変えて逃げてしまうので捕獲は困難。二十年ほど前、ある祓魔師の神父と深く関わったことがあるらしいが…。現在は正十時学園に滞在している。
■淫魔（インキュバス） 下級〜
性欲魔から分裂した片割れの一人。男の性別を持ち、サキュバスとは全く同じ能力と手法で女を落とす。サキュバスに比べ、人間的感情は少ないが代わりに繁殖能力を受け継ぐ。女性に自らの子を妊娠させることができ、将来的には虚無界の悪魔の憑依する器にすることをサタンから命じられているらしい。かつてルネサンス期には多くの女性達を孕ませ、物質界でも問題視されたこともある。
■小鬼（ミニデビ） 下級
魍魎（コールタール）とほぼ同格の最下級悪魔。主に下級悪魔が使役する。集団になると一つの巨大な悪魔になり、人間に襲いかかることも。
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