「ねぇねぇ」


「ウザったい」


「構ってよ!」


「寄り掛かるな、デブ」


「そ、そんな太ってないっ」


「はいはい、煩い。馬鹿女」


「……………」


「どうした?」


「もういい、ずっとそうしてれば!」


「言われなくても」


「帰ります」


「さようなら」


「(イラッ)暫く来ないから!」


「有り難い申し出だ」


「キィイイ!!」


「さようならのキスでもしてやろうか?」


「いらんわっ!精々、イチャついてればいいんだ!私はハンクと買い物に行ってくるから!!バーカバーカ」



バタン。



「本当に喧しい、馬鹿女め。なぁ?」


「ニャー」


「少し、留守番出来るか?ユキを連れ戻して来る」


「ニャア」


「お前はいい子だな。仕方ないから、ユキも構ってやるか」


「ニャー」





猫のユキを腹の上からソファに下ろして、拗ねた人間のユキを迎えに行ってやる事にした。



猫の名前はユキには絶対に秘密だ。










end.




※うちのベクターさんは猫好き設定。
主様より猫ちゃん構いまくります。
でも、主様の名前を猫ちゃんにつける隠れデレっぷりw






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