※uss主様







今日は張り切って任務だ!
ベクターと二人で偵察&先行するぞ。
先に行こうとしたら、ベクターに足を掛けられて派手に転んだ。

顔がべちゃってなったよっ!!





「あにすんだっ!馬鹿野郎!!」

「二時の方向に兵士が潜んでいる。馬鹿はお前だ、歩く的が」


「………うぐ」





地面にぶつけて擦り切れて赤くなった顔をさする、あ…痛い。

死ななくて済んだんだ、良しと思えとベクターの声が背中に掛かる。
顔は女の命なんですが!!

ベクターが私の隣に移動して辺りの様子を窺う。
すると、何故かガスマスクを外した。





「な、なにやって―」


「こんなもの、舐めとけば治る」




ぺろり、
擦り切れた頬を舐めて口角を上げるベクター。

そして、素早くガスマスクを着けると二時の方向に居た兵士の頭をノールックで撃ち抜いた。





「行くぞ、」


「うん(やばっ、かっこいい…!)」







奴に盲目になりつつあるけど、姿だけは見失わない様にしよう ―









end.




(…さっきので、顔が潰れたか?)
(失礼なっ!)
(あ、元からか)
(…くっ!)
(顔が潰れてても可愛いぞ、)
(え?)
(パグとかな)
((犬かよっ!!))






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