鶴ハ白キ椿ヲ攫ウ

カツ、カツ。石畳に2人の足音が鳴り響く。
賑やかな街だが夜は静まり返っている。
私の手を引く彼は止まらない。
「鶴丸、さま」
「まだ、遠くだ」
彼が振り向く。白い髪が夜風に揺れた。
「もっと、遠くへ行こう。誰も俺達を知らない所まで」
偽りの指輪など川に沈めて。
(by氷織)

第一夜
第ニ夜
第三夜
第四夜
最終夜




使用素材 Cherry より






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