「今日の執務は終いにせぬか?」
「後、少し」
「はは、つれないことを申すな」
ふわりと浮く体。
布団へ下ろされ、腕の中に収まる。
「寄り添って眠れば、夢での逢瀬も叶うだろうか」
穏やかな三日月の声が心地よい。じわりと染み入る熱に、夢の中へと落ちていく
月に抱かれて
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